【口コミ】マジオドライバーズスクール熱海校のダメな点と良い点。元教習生が語る。

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どうも。
今月の8日から普通免許を取るためマジオドライバーズスクール熱海校に合宿で行ったものの、様々な要因から仮免だけ取って帰ってきちゃった者です。

日数にして9日しかあそこにはいなかったんですけれども…まあ本当に色々あったので、良い点も悪い点もだいぶ見つけることができました。

今回の記事ではそんな”私が気づいたマジオドライバーズスクール熱海校の良い点と悪い点”について項目ごとに語りますので、あの教習所への入校を検討している方々の参考になれればと思います。
それではどうぞ。

教官・設備・食事以外は全部ダメ

教官(指導員)の質

まずは教官(指導員)の質について。

私があの教習所で当たった教官は計7名で、もちろんそれは全員ではないので一概には言えないのですが…大抵の方がかなり良かったですね。

基本的にみなさん優しく、丁寧に教習をしてくださいます。
良い運転をしたら褒めてくれるし、悪い運転をしたら『それは◯◯だから違うよ』としっかり倫理的に指摘をしてくれるので、冷静に教習を受けることができました。

怒られたり罵声を浴びせられたりするようなことも一切なかったです。

情緒の安定している人ばかりでしたよ。

まあ見るからに疲れ切っちゃってて、教え方が雑になってしまっている方なら一部いましたけどね。

具体的にはY山さん。(具体的な名前や顔写真は公式のホームページに載ってるんで知りたい方は確かめてみてください)

手本や説明すら一切なしで『あそこ行って〜』『後退して〜』みたいな指示を出してきて、それがうまくできなかったら『なんで◯◯してんの?!そんなんやったらダメだよ?!』みたいな感じで指摘してきました。

教えられてすらないことを唐突にやらされてもそんなんできるわけないし、せめて説明ぐらいはちゃんとやって欲しかったですね。
態度も非常にぶっきらぼうで、教習が終わった後私は即NGを出しました。

また、公式SNSなどで『スーパーインストラクター』などと持ち上げられていたT口さんも割とぶっきらぼうでした。

T口さんもねぇ…
もう態度や表情が見るからに疲れ切ってて、ストレス社会の犠牲者って感じが強く漂ってるんですよ。

それは発言にも表れていて、私がどれだけ良い運転をしても褒めてくれることが一切なかったです。
そのくせちょっとのミスでは(クランクで少しハンドルを回すタイミングが遅れてしまったとか)『遅すぎだよ。もっと早く切らないと…』などとすぐ指摘してくるので、教習を受けるのが嫌でした。

あの方だけですね、一切褒めてくれなかったのは。

まあバシバシ指摘をしてくるのはスキル向上に繋がるし全然良いんだけど、それなら褒めるところはちゃんと褒めなきゃダメでしょ…
ただダメなところを指摘するってだけじゃこちらはストレスの捌け口にされてるような感覚を覚えてしまいますよ。

という感じで、まあ不満を感じてしまった教官も一部いたんですけど…

基本的には優しく丁寧な方が多かったので、教官陣にはある程度の信頼をおくことができました。

T島さんとかI田さんとか本当に神。
『ずっとこの方の教習を受けていたい』と思えるほど優しく、かつわかりやすかったです。

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設備

お次は教習車や校舎などの設備について。

これもですね…全体的に良かったです。

教習車は外装も内装もしっかり清掃されていて、どこから見ても清潔でした。
ミッションの入りが悪かったりみたいな内部の不具合も特になかったので、ちゃんと整備をされていたのでしょう。

そして校舎に関しては…外は蜘蛛の巣だらけでボロい上になんか一部黒ずんでてめっちゃ汚いんですけど、中は割と清潔でしたね。

床のタイルは『張り替えられてからまだあんま経ってないんかな…?』ってぐらいピカピカだったし、壁もちゃんと真っ白で欠けとか一切ないし、トイレはピッカピカな上にいい匂いするしで全体的にキレイでした。

教習車と校舎に関しては不快になる要素がなかったですね。

食事

続いては食事について。

これも割と良かったです。

朝はコンビニのおにぎりやサンドイッチ、昼や夕はお弁当を支給されるのでそれを食堂や寮などで好きな時間に食べられました。

自分で普通に買ったら朝食なら300円昼食や夕食なら6〜700円ぐらいはしそうなものが出てきて、合宿料金が安い割にはお金をかけられてる感じがしましたよ。

まあ味自体は”普通のコンビニ飯””普通の弁当”って感じでしたが、特に不満を覚えることもなかったです。

しかし基本的にお米とパンしか出てこないので、たまに『ラーメン屋行きてぇ』という感情を覚えてしまったりはしましたが…それはちょっと贅沢な話ですよね。我慢しました。

弁当にしいたけがよく入ってること以外は概ね良かったです。

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学習システム

4つ目は学習システムについて。

これは…正直全然良くなかったです。

まず大前提としてマジオドライバーズスクール熱海校の学習システムは『オンラインで学科を受ける→マジオオリジナルの問題集を解く→効果測定を受ける』って感じの手順を踏まなければいけなかったんですけど…

その問題集と効果測定の答え合わせがクッソやりづらいのよ…

なんでかって言うと正答が載ってる表を見ても解説等が一切なく、ただただぶっきらぼうに『この問題は教本の◯ページで解説されています』としか書かれてないから。

教本をめくってそのページを開いた後、膨大な量の文章の中からどの部分でつまずいたのかを自分自身で確認する必要がありました。

しかもマジオオリジナルの問題集は持ち出し厳禁だったので”そもそもの問題文ではどのような言い方でどのようなことが書かれてるのか”についてはわざわざ校舎2階の自習室に行かないと確かめられなかったし。

やりづらすぎましたね。

そして効果測定の正答解説表もゴミでした。

正答とともに問題文のうちの重要な箇所が赤字で示されているだけで、『解説』だなんて到底思えないようなもの。

『受からせる気ないんか?』ってぐらい雑でしたよ。

有名なMUSASIとかも自習室の後ろに『MUSASI使えますよ〜』みたいなポスターがチラッと貼ってあるだけで、導入方法や使い方なんかは一切教えてくれなかったです。

学習システムに関しては『良い』とは口が裂けても言えませんね。
普通にダメ。

教習コース

続いては教習コースについて。

これも全然良くなかったですね。

所内

まず所内から。
ストリートビューを見てください。

わかりますかね…?
全体が南東方向に向けて緩やかな下り坂になってるんですよ。

そのせいで西側の道から東側の道へとS字やクランクなどを通って行く際、障害物とぶつからないようなハンドル操作や対向車歩行者への目視確認のみならず、車が勢いづかない(でも止まりもしない)ような緻密なブレーキ操作まで求められるんです。

まあ運転に慣れてる人であればそんなんどってことないんでしょうけど、この道を走ることになるのは大抵初めて運転をしてから1週間と経っていないガッチガチの初心者なので…

厳しい環境ですね。

路上

しかし路上教習のコースはもっと厳しかったです。

初めての路上教習で公道に慣れていなかろうがそんなのお構いなしで熱海市街や湯河原の方までぐるっと行かされるからです。

んで具体的にそれのどこが厳しいのかというと…
マジオドライバーズスクール熱海校の所在地をGoogleマップ等で確かめたことのある方ならもうお分かりでしょう。
道中で幅員の狭い峠道や勾配のエグい上り坂を走らなければならないんですよ。

とは言っても言葉だけじゃよくわからないと思うので、ここからは私が実際に走らされた道のストリートビューを貼っていきますね。

まずこれ↑
ここの交差点は左の道から来て右の道へ行かなければならないのですが、2速のまま行こうとするとちょうど交差点の真ん中でエンストします。

ってか実際にしました。
後ろから車きてたしマジで申し訳なかったんですけど…

初見でこの交差点を歩行者や対向車に気を配りつつ巻き込み確認もしながら1速まで落として渡りきるの、ムズすぎじゃないですか…???
夜だったから歩行者クッソ見づらかったし。
教官も『1速に落として』って言うのかなり遅かったし。

あまりにも鬼畜ですよね。
しかしこの程度でマジオドライバーズスクール熱海校の路上教習のキツさを知ったつもりになってもらっちゃ困ります。

お次は↑の交差点の先にある峠道を見ていただきましょう。
これも実際に走りました。

うん。
道幅狭すぎ。

一方通行とかじゃないですからね?この道。
フッツーに対向車来ます。
アルファードとかランクルとか準中型貨物トラックとかが。

仮免を取ったばかりの運転初心者がそんな対向車を前にして冷静に道路の端っこギリギリまで寄せたり、それでも相手が通れなさそうだったら後退したりなんてできます…?

教習中であれば教官がサポートしてくれるのでまだ良いですが…
卒検の時は当然教官のサポートなんてないので、自分だけで対向車を対処する必要があります。

いやキツくね…?

(合宿で行ったとして)卒検って初めて路上に出てから1週間でやらなきゃいけないんだぜ…?

車の運転にある程度慣れている上、ヤバい対向車などが来ても冷静に対処できるほど安定した情緒をお持ちの方でなければ厳しいですよ。

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男性宿舎(路陽)の民度

最後に『路陽』という男性宿舎の民度についても語ります。

これは正直、終わってました。

まず大前提として路陽は利用者の3分の1ぐらいが小田原や平塚のあたりから来たマイルドヤンキーなんですけど…
彼ら頭悪いんで、賭け事とかタバコとか大好きなんですよね。

毎晩毎晩深夜2時ぐらいまで『ロン!…キャハハハハハハハ!www』だの『翔お前ここでヤニはヤバいって…!w』だの…めちゃくちゃ騒いでました。

んで路陽の部屋の壁が薄すぎるのも相まって、それらが全部ダイレクトに聞こえてくる。
うるさすぎて寝れねえよ。

マジオドライバーズスクール熱海校の男性宿舎『路陽』の一室
騒音がエグい『路陽』の201号室。退寮直前に私が自分で撮った写真で、行ってた証拠として一応貼っておきます。

もう本当に地獄。
受付や事務の人に言っても何の対応もしてくれないし。

なおこれについてはマジオドライバーズスクール熱海校を辞めた理由という記事の中で詳しく話しているので、知りたい方は是非見てみてください。

まとめ

今回は『マジオドライバーズスクール熱海校』について、実際に合宿で行った私が気付いた良い点と悪い点を項目ごとに語っていきました。

全体的にはあまり良くない教習所でしたね。

教官や設備など良い点も多数見受けられたものの…学習システムと教習コースと宿舎の民度が終わっていて、少なくとも合宿で行くのであればおすすめは到底できない教習所となってしまっていました。

この記事がマジオドライバーズスクール熱海校への入校を検討している方々にとって参考にできるものになっていたら幸いです。
最後まで読んでくださってありがとうございました。