バッカスギターの欠点『ブリッジ』を社外品に交換しました【Wilkinson WOV01】

ブリッジ交換が終わったBMS-1R ギター

どうも。
バッカスの『BMS-1R』という安ギターを所持している者です。

私は一昨年にこのギターを購入してから1年以上、基本的にずっと無改造で使い続けていたのですが…

その結果として『ブリッジから弦が抜けなくなる』という不具合が発生してしまいました。
(詳しくはこちら→バッカスギターの欠点を見つけてしまいました。

潤滑剤を吹きかけた上でつまようじやマイナスドライバーなどでツンツンしまくっても抜ける気配が本当に一切なく、ついに痺れを切らした私は『ブリッジごと交換する』という最終手段を選ぶことにしました。

そんなわけで、今回はBMS-1Rに社外品ブリッジを装着する様子とそこから生まれた変化などをお伝えしたいと思います。

バッカスギターにウィルキンソンブリッジを装着

ブリッジの詳細

まず大前提としてBMS-1Rの純正ブリッジは弦間ピッチが10.5mmであるため、交換するならそれと同じ弦間ピッチのブリッジでなければなりません。

その条件の中、Amazonで色々とブリッジを物色した私は値段や口コミ評価などからWilkinsonWOV01が最適だと判断し、それを購入しました。
価格は税込で2684円でした。


Wilkinson WOV01 10.5mm ヴィンテージ STギターレモロユニット ブリッジ 6点止め Squier/Mexico Fender Strat ストラトエレキギター用、クローム

当然ですがもう届いてるので軽く紹介していきますね。
外箱はこのような感じです。

Wilkinson WOV01の箱

シールにガッツリ中国語が書いてあり、中国製であることを強く匂わせてきます。

Amazonの商品ページでは製造国がそもそも書かれていなかったのでなんとなく察してはいましたが案の定ですね。
まあでもロゴは結構かっこいいですし、箱の質感にも特に問題はないのでいいでしょう。

ブリッジ本体はこのような感じです。

Wilkinson WOV01

サドルがうっすくゴールドになってたりバネが黒くなってたりして高級感がありますね。

重さ自体も純正ブリッジと比べて1.5倍ぐらいありますし、ずっしりしています。

なおネジやスプリング、スプリングハンガーやアームなんかも悪くなさそうなクオリティーのものがちゃんと付属していました。

全体に渡り質感は良い感じですよ。

ブリッジ本体には重厚感がちゃんと感じられるので、低音域での音の厚みを増すことが期待できますね。

ちなみにこのWOV01、本来はストラトキャスタータイプのギターに合うよう作られた商品なのですが…BMS-1Rは製造コスト削減目的でブリッジがストラトと全く一緒となっているため普通に流用できます。

装着

それではさっそく取り付け作業に入っていきたいと思います!

ブリッジを外したBMS-1R
バッカスBMS-1Rの裏

こちらは取り付け前の状態ですね。

この状態まで持っていくのには『ブリッジ関連のネジをひたすら外すor緩める』という作業を踏んだんですけど、写真を一切撮っていなかったためその工程を見ていただくことはできません…スミマセン

取り付け手順に関しては1つ1つ言っていると長くなってしまうので、箇条書きで簡単に説明しますね。

  1. ブリッジを穴にはめ込む
  2. ネジ穴とのズレなどがないか確認する
  3. 大丈夫そうだったらネジ穴に付属のネジを入れ、回していく
  4. ある程度まで締めたらギターを裏返し、ブリッジ裏側にある小さい穴に付属のスプリングを掛ける
  5. スプリングハンガーにも付属のスプリングを掛ける
  6. ブリッジ表側のネジを本締めする
  7. スプリングハンガーのネジも本締めする

私はこのような手順で取り付けました。

ブリッジ交換が終わったBMS-1R

とても簡単にできましたね。
作業時間も1時間ほどで済みました。

正直驚いております。
複雑そうなイメージがあったから結構先延ばしにしちゃってたのに、こんな簡単にできるのか…
もっと早くにやっておけばよかった…

失敗例

と、ブリッジの取り付けを完璧な手順で手際よく済ませたかのように見せかけている私なのですが…

実は失敗してしまい、やり直した手順が2つあります。

順番間違い

1つ目は『ブリッジ表側のネジを締めるより先にスプリングハンガーにスプリングを掛けた上で裏側のネジを締めてしまい、結果ブリッジが浮いてしまった』というものです。

まあこれは写真を見ていただくのが一番わかりやすいですね。

バッカスのブリッジ交換(失敗例)

表より先に裏側のネジ(スプリングハンガーがぶら下がっているネジ)を締めてしまったことによって…

バッカスのブリッジ交換(失敗例2)

表側のネジ穴部分がテコの原理で浮いてしまい、ネジがうまく入れられませんでした。

しかしこれは裏側のネジを緩めて、先に表側のネジから締めれば良だけなので大事には至りませんでした。

ブリッジ交換をし終えたBMS-1R
スプリングハンガーのネジの締めが甘い

2つ目は『裏側のネジの締めが甘く、弦を貼った際にブリッジが浮いてしまった』というものです。

これも写真で説明しますね。

ブリッジ交換を終えたBMS-1Rの裏

裏側のネジ(スプリングハンガーがぶら下がっているネジ)の締めが甘く、スプリングがゆるゆるな状態になってしまっていたので…

ブリッジ交換を終えたものの、失敗に気づく

弦を貼ったらブリッジが浮いてきてしまいました。

しかしこれは張った弦を緩めて裏側のネジを締めるだけで解決したので、これまた大事には至りませんでした。

ブリッジ交換の失敗を修正!

最後に音の変化についても話します。

こちらがブリッジを交換する前、去年10月に録った音源です。

そしてこちらが今回の交換の直後に録った音源です。

途中で踏んでるエフェクターはJOYOのSweet Baby Overdriveです。

録音方法や音のセッティングに関してはほとんど変えてないんですが、交換前の方が音が大きく、かつシャキシャキとした音になってますね。
これは交換後の音源をまだブリッジが馴染んでない状態で録ってしまった影響もあるのかもしれません。

しかし低音域に関しては明らかに交換後の方がよく出てて、音の全体的なバランスが取れてるのはこちらの方ですよね。
個人的にはこちらの方が全然好きです。

セッティング次第ではアベフトシさながらの低音がゴリゴリ効いたサウンドも出せますよ。

元々は2万円もしない価格で買ったギターなのに…ブリッジを変えただけで好きなギタリストに近い音が出せるようになるとは思わなかったです。

馴染んでくればもっとよくなるでしょうし、非常に嬉しい変化ですね。

まとめ

ということで、今回はバッカスのBMS-1RにWilkinsonのWOV01を装着した手順そこから生じた変化などを語っていきました。

非常に簡単な手順で交換できるにも関わらず見た目や音にかなりの変化があり、個人的には満足度の高いカスタムとなりましたね。

肝心の弦の抜きやすさについてはまだ検証できていませんが…今後ガンガン使っていって確かめたいと思います。


Wilkinson WOV01 10.5mm ヴィンテージ STギターレモロユニット ブリッジ 6点止め Squier/Mexico Fender Strat ストラトエレキギター用、クローム

WilkinsonのWOV01、コストパフォーマンスが高くかなり良いブリッジでした。

私のようにバッカスギターの弦交換のしにくさで悩まれている方や、そうでなくともなるべく安いお値段でギターの音・見た目に大きな変化をもたらしたい方へおすすめできます。

最後まで読んでくださってありがとうございました。