1987年に結成され2000年に解散した日本のロックバンド、ブランキージェットシティ。
欧米のロック・ロカビリーから大きく影響を受けたサウンドや独創的な歌詞が評価され、90年代にヒットをちょくちょく飛ばしていました。
しかし僕はこのバンドの曲を初めて聴いた時、こう思ってしまいました。
『曲はともかく、歌詞がダサいな…』って。
また、ライブ映像を見た時にもこう感じました。
『やってる事ダッサ…』って。
実際グーグルの検索候補にも『ダサい』と出てきてしまってますし、これを思ったのは僕だけではないのでしょう。
ということで、今回はブランキージェットシティに感じた『ダサさ』の部分について1つずつ解説していきますね。
『嫌い』と言われてても納得のバンド
歌詞のダサさ
まず最初に、ブランキージェットシティは歌詞がダサいです。
代表曲『赤いタンバリン』からフレーズをいくつか抜粋して紹介します。
赤いタンバリン
『oh 愛という言葉に火をつけて燃え上がらす いくらか未来が好きになる』
うん。
まあダサいですよね。
なんだろう…
ものすごく自分に酔ってる感じがします。
プライベートでもずっと白人ロックンローラーの真似事してそう(笑)
というか『愛という言葉に火をつける』ってどういう意味なんでしょうね。
別に言葉に火はつかないでしょ。
『愛に火をつける』だったらまだわかるんですけどね。
メロディーの関係で無理やり『という言葉』ってフレーズ入れて引き延ばしてるみたいに見えますよ。
『火をつけて』って部分が『決別する』って意味だったならまあ『という言葉』が付いてても理解はできますが…それだと他の部分との辻褄が合わなくなっちゃいます。
このフレーズの後に『I want you baby〜』とか歌ってるんで。
おじさん達はこんなのを『深い』とか言って考察してたん…?
続いてはサビ前
『欠落した俺の感性に響くぜ そんなに美人なわけじゃないが 腰と腕とハートで軽やかに撃ちふるう』
なんか昭和臭えな…
1998年に発表されてるんでバリバリ平成の曲なんですけどねこれ…
とんでもないほどダサいよ。
『腰で魅せるイイ女!』みたいな詞、本当にキツいしダサい。
『そんなに美人なわけじゃないが』ってディスってるところはちょっと面白いけど。
そしてサビ
『oh I want you baby 人は愛し合うために生きてるっていう噂 本当かもしれないぜ』
でた申し訳程度の英語。
ダサい日本のポップ・ロックには必ず入ってますよね。
愛し合いがどうたらこうたらのクッサい言葉を『ぜ』とかいうこれまたダッサい語尾とともに歌ってるのもキツいし…
こんなのが90年代にはウケてたって、マジで信じられないですよ。
メロディーとかの詞以外の要素が特段良いわけでもないですからね?この曲。
自分に酔いがちなクッサい言葉が『カッコいい』とされてたんでしょうか。
理解できない価値観です。
悪い人たち
次は『悪い人たち』という曲のダサいフレーズを紹介します。
歌い出し
『悪い人たちがやってきてみんなを殺した 理由なんて簡単さ そこに弱い人たちがいたから』
『女達は犯され 老人と子供は燃やされた 若者は奴隷に 歯向かうものは1人残らず皮を剥がされた』
うん、なんか表現が直接的すぎね…?
比喩とかの回りくどい言い方は使いたくなかったんでしょうか。
まあそれはこの詞を書いた人なりの表現の仕方だと思うんで別にいいんですけど…
僕的にはこういう強い言葉を使ってる直接的な詞って嫌だなと思ってしまいますね。
聴いた瞬間に『うわ…ひっどい事するな…』って感じちゃうので自分で考える余地がないんですよ。
まあ頑張ってストーリー練ったんだろうなってのは分かるんですけど、それを伝えることを最優先にしちゃってるので個人的には好きじゃないですね〜。
続いてBメロ
『荒んだ心を持ったハニー ヨーロッパ調の家具をねだる』
『セ◯クスに明け暮れて 麻薬もやり放題』
また直接的すぎる表現きたよ…(笑)
今度は『セ◯クス』とか『麻薬』とかの言葉使っちゃってます。
性的な描写はせめて回りくどい表現使った方がいいと思うけどな…
直球でセ◯クスとか歌っちゃうのは普通に気持ち悪いです。
てか女の子を『ハニー』って…(笑)
アニメとか漫画のナルシストキャラしか使わないでしょその臭い言い回し。
お次は最後あたりのフレーズ
『頭の中に思い浮かべるのは ガードレールに衝突した俺の黒い車のガイコツマークが炎に包まれている場面』
『Baby peace markを送るぜ この素晴らしい世界へ』
いや本当にダッサいな…
自分で書いてて思わなかったんですかね?『これカッコつけ過剰すぎてダサいかも』って。
『Baby peace markを送るぜ』←これとかダサすぎてもはやウケ狙いに見えますよ…?
こんな詞を平然と世の中に出しちゃう人と、それを聴いて『カッコいい』と思っちゃう人。
彼らの感性を僕は一生かけても理解できそうにありません。
そして最後のフレーズ
(恋人が妊娠中で赤ちゃんがどうのこうのって歌った後に)
『きっと可愛い女の子だから』『きっと可愛い女の子だから』
『きっと可愛い女の子だから』『きっと可愛い女の子だから…』
なんか女性への執着がすごいですね。
この曲以外でも全部そうでしたけど、浅井健一の書く歌詞ってめっちゃ女性が出てくるんですよ。
それも『安いモーテルで…』とかの下ネタ系の流れで。
『子孫を残したい』って思いがよっぽど強いのかな…?
じゃないとここまで女性に執着しないですもんね。
というかこの曲そもそもメロディーが謎だな。
↑に貼った動画を見ていただければわかりますが、歌ってるというより喋ってるんですよね。
つまらなすぎだし、こんな曲の何が良いのか本当にわからない。
ただでさえ詞が良くないのにメロディーもダメってなるとあとはもう楽器の音ぐらいしか見所ないですが…この曲はそれ(編曲)も別に良くありません。
スリーピースだからってのもあると思いますが、モッズみたいで曲全体にわたって退屈です。
まじでこんなんが昔は人気博してたの…?ヤバいでしょ。
メンバーの行動もダサい
そして、このバンドはメンバーの行動もめちゃくちゃダサいです。
まずはこの動画をご覧ください。
4:03〜
演奏直後にドラマーが片方のドラムスティックを投げています。
そしてステージ裏を振り返った後、カメラで撮られている事に気づいてからもう片方のも投げました。
いやダサすぎない…?
タトゥー見せたいからか上半身裸になってるのがまずダサいけど…(笑)
カメラをチラ見してからスティック投げをするのって、間違いなくファンサービスではなくカッコつけが目的ですよね。
カッコ良くも何ともなく、死ぬほどダサいです。
てか普通に危ないだろこれ。
観客の目とかにスティックが刺さったらどう責任取るつもりだったんだろう。
このドラマーの人過去に傷害事件とかも起こしてますし、『自分がこの行動をとると他人にどう影響するのか』を考えられない人なんでしょうね。
身近には絶対にいてほしくない人です。
んでその後ろで『Thank you baby』とか言って退場していく浅井健一もダサすぎるし…このバンド役満だなもう。
『海外の反応』って…ファンもダサいな
そして、ブランキージェットシティはファンもダサいです。
なぜなら検索候補に『海外の反応』と出てくるからです。
いやなんで海外の反応なんか調べてんの…?
この言葉を検索してるの十中八九ブランキージェットシティのファン達だと思うんですけど…
なんでファンがいちいち外国人の反応とか知りたがってんの…?
そんなん知ったところで自分に得は1つもないでしょ。
あ、これ多分アレだ。
近年Youtube等でよく見る『日本ホルホル動画』を探し求めてる人たちがクリックする言葉だ。
外国人に日本を褒めさせて、心が貧しい人たちに『うおお!日本すごい!俺すごい!』と思わせるコンテンツです。
いやー…
ファンもダッサいなあ…
自分は何も成し遂げてないくせに、”他人が作った作品を外国人に褒めてもらうこと”で心を満たそうとしてるっていう。
『海外の反応』とかって外国人が金欲しさに日本を褒めてるだけですよ…?
いちいち主語を大きくしたオーバーな言い方で『日本はすごすぎる…!』『もう母国に帰りたくない!』『これが日本の底力か…』とか言ってるのを見れば即わかるじゃないですか。
そんなコンテンツをまんまと求めちゃうような惨めな人達がブランキージェットシティというダサいバンドのファンをやっているのは納得ですね。
まとめ
ということで、今回は『ブランキージェットシティがダサい理由』について詞、行動、ファンなどから説明していきました。
いやー…本当にダサいバンドでしたよね。
昭和のB級映画みたいな世界観とナルシストみたいな言い回しのクサい詞が特に。
それに加えメンバーはカッコつけで危険行為をしちゃうし、ファンは外国人の反応を気にしてるしでもう地獄みたいになってました。
そして全体的には『90年代にある程度ヒットしていたのが信じられない』って感想を覚えましたね。
当時は『ダサい』って価値観なかったのかな…?
まあブランキージェットシティが有名になったのは『イカ天』というオーディション番組に出た事がキッカケらしいので、その番組を見ていたミーハー共が受動的娯楽みたいな感じで聴いていただけだと思いますけどね。
以上です。
最後まで読んでくださってありがとうございました。