こんにちは。
今回の記事では横浜市金沢区に20年ほど住んでいる僕が、この地の観光スポット達とそれを巡れる散歩コースを紹介しています。
特に歴史好きの方々へ焦点を当て、鎌倉時代や戦前戦中の遺産をピックアップしました。（というか金沢区はベッドタウンなのでそれ以外の観光スポットほぼ無いんですよねぇ…）
それではどうぞ。
金沢区のおすすめ観光スポット
称名寺
1つ目のおすすめ観光スポットは『称名寺』です。
称名寺は鎌倉時代の1258年に北条実時が建てた持仏堂を起源とする寺院です。
金沢文庫駅東口から徒歩で10〜12分ほどの位置にあります。
見所としては赤門、仁王門、境内には金堂、釈迦堂などがあります。
そして個人的に最も見所だと思うのが庭園です。
綺麗に整備されていてとても美しく、かつ広々としています。
金堂の前にある阿字ヶ池（ドイツ人が暇すぎて作っちゃった箱根のやつではないです）には平橋と反橋が一つずつかけられており、平安時代末期に流行った浄土式庭園をひしひしと感じさせてくれます。
反橋を上り下りする体験って人生の中でそうそうないと思うので、それが味わえるという点でも貴重ですね。
実際に上り下りしてみると独特の感覚が味わえますよ。
称名寺、本当に全部が美しいお寺ですので金沢区にお立ち寄りの際はぜひ。
拝観料かかりませんので。
伊藤博文別邸
2つ目のおすすめ観光スポットは『伊藤博文別邸』です。
これは1898年に伊藤博文の別荘として建てられた建物です。
2006年まではほぼ竣工されたままの状態が保たれていましたが、老朽化が激しかったことから2009年に建て替えられました。
見た目としては19世紀の建物であることを強く感じさせる茅葺き屋根や縁側が特徴です。
居間や客間、庭からは八景島も含めた海が見えるため、別荘地として選ばれた所以が伺えますね。
お庭も広々としていて、大きくそびえ立つ松の木が古風な雰囲気を醸し出しています。
称名寺と同じく入場料は無料で、9時30分から16時30分の間であればいつでも入れる（定休日の月曜を除く）ため、金沢区で歴史的建造物を探されている方はぜひ訪れてみてください！
野島の掩体壕
3つ目のおすすめ観光スポットは『野島の掩体壕』です。
野島の掩体壕とは、終戦間際の1945年6月に作られた野島町にある掩体壕（航空機を格納するためのお堀）です。
すぐ東にある横須賀海軍航空隊基地（現在は日産自動車追浜工場になっています）の航空機を隠すため建造されましたが、完成直後に終戦となったため一度も使用されなかったようです。
長さは260メートル、幅は20メートル、高さは7メートルあります。
これは国内に現存している掩体壕としては最大級の大きさです。
昔は中に入れたようですが、現在は崩落の危険性があるということで立ち入り禁止になっています。
しかしチラッと覗ける天井は奥まで続いており迫力があるため、戦史好きの方にはおすすめしたい観光スポットです。
以上を巡れる散歩コース
それでは以上3つの観光スポット＋αを巡れる散歩コースを考えてみましたのでご覧ください！
1.金沢文庫駅西口から称名寺へ行き拝観
2.称名寺を拝観したら海の公園まで東へ歩く
3.砂浜や遊歩道から湾に浮かぶシーパラを見たりしつつ野島へ向かう
4.運河にかかる橋を渡り伊藤博文邸を見る
5.伊藤博文邸を見たらそのまま遊歩道をまっすぐ進み野島の掩体壕へ
6.掩体壕を見たら海沿いを道なりに進み夕照橋を渡る
7.平潟湾沿いを進み金沢八景駅でゴール！
どうでしょうか。
時間にして1時間〜1時間半ぐらいで回れるコースです。
今回紹介したスポットのみならずシーパラや関東学院大学、琵琶島神社なども見れます。
地元民の僕としてはこのコースが一番歩いてて楽しかったので図にして紹介させていただきました。
もし『楽しそうだな』と感じていただけたのであれば嬉しいです。
ボリューミーで地元民からしても楽しいコースですので横浜市金沢区のお散歩コースを探されている方はぜひ！
まとめ
ということで、今回は区民歴約20年の僕が金沢区のおすすめ観光スポットとそれらを巡れるお散歩コースを紹介しました。
金沢区の観光スポットやお散歩コースを探されている方の参考になれたら幸いです。
ありがとうございました。
