『THEE MICHELLE GUN ELEPHANT(ミッシェルガンエレファント)』
90年代末から00年代初頭にかけて日本で人気を誇っていたガレージロックバンドです。
欧米のロック・ブルースから濃く影響を受けた曲や独特の世界観を放っている詞が評価されていて、僕にとっても好きなバンドではあるのですが…
正直、『それはちょっとダサいな』と思ってしまう部分もあります。
今回はそれについて詳しく話していきますね。
まねっこはダサいって…
欧米かぶれ
結論から言うと、『音楽以外で白人ロックンローラーの真似をしているところ』がダサいなと思ってしまいます。
具体的にはカメラの前でイキリながらタバコを吸ったり、モッズスーツでステージに立ったり、外車に乗ったりしているところですね。
まあ白人ロックンローラー達から強い影響を受けているみたいなので、そうやって真似したくなる気持ちもわかりますけど…
真似るのは音楽だけで良くない?
なんで格好とか行動みたいな表面的な部分まで真似しちゃうんだろう…
それはちょっとダサいかな…
もう模倣じゃないですか。白人ロックンローラーの。
音楽を真似するだけだったら別に模倣とまでは言えませんけど…格好や行動まで真似しちゃってたらアウトです。”その人自身”が見えなくなっちゃいます。
ミッシャルガンエレファントは曲にオリジナリティーがあったり歌詞が独特だったりするので『完全なる模倣だ!』とまで主張するつもりはないですけど、格好や行動に関してだけ言えばやっぱり模倣なのでそこは『ダサいな』と思っちゃいますね。
ファンもダサい
また、ミッシェルガンエレファントから影響を受けたバンドがインディーズで”彼らの模倣”をしちゃってるのも『ダサいな…』と思ってしまう一因にあります。
これは僕がライブハウスでインディーズバンドの演奏をたくさん見てみてわかったことなんですけど、メンバー全員モッズスーツでライブに出たり、テレキャスターでカッティングしまくったり、カッコつけてカメラの前でパカパカタバコ吸ったりしてる人が結構いるんですよ。
まあ…めちゃくちゃダサいですよね。
本当にただの『模倣』でしかないですもん。
オリジナリティーなんて微塵もなく、ただただ”好きなバンドがやってたから”って理由で行動を決めてる人ばっかり。
歌詞が意味深で独特なものだったりしたらもはや『コピーバンドか?』って言いたくなっちゃいますね。
そして、僕はそんなバンドを見かけると『ミッシェルってやっぱダサいかなぁ…?』と思い始めちゃうんです。
目の前で見た模倣バンドのダサさがあまりにも衝撃だったので、模倣元であるミッシャルガンエレファントに対しても『実際見たらこんな感じでダサいのかな?』と疑っちゃうんです。
そんなことはないと信じたいですけどね。
もう再結成できないので確かめようがないですけど。
曲は好き
と、ここまでで若干ディスってしまいましたが…
曲そのものは本当に素晴らしいと思いますし好きです。
Cult Grass StarsからChicken Zomibiesあたりまでが特に。
Cult Grass Starsはパブロックのパクリみたいな曲こそ多いものの、チバユウスケの書く独特な詞やアベフトシのカッティングはこの頃からもう全開でハマる要素大いにあります。
僕は10曲目の『スーサイド・モーニング』が大好きですね。
そして次のHigh Timeではパブロック感が若干薄れ、アベフトシの独特すぎるテレキャスターの音が際立ち始めましたよね。
12曲目にはパンクロックに大きく寄った『Baby.please go home』という曲も入っており、バンドとしての潜在能力の高さがうかがい知れます。
さらにChicken Zomibiesでは”若干ポップになりつつガレージロック感も強くなる”という離れ業をやってのけ、完全に唯一無二の作品を作れるバンドになりました。
『ゲット・アップ・ルーシー』『バードメン』などの代表曲も入っていて本当にハマれる要素満載です。
これら以降のアルバムでもそうですが、毎年進化してたのが本当にすごいと思います。
それも古参のファンを満足させつつ新しいファンも取り込んでいくような方向に。(それだけにサブリナヘブンで解散しちゃったのが悲しい)
まとめ
ということで、今回は『ミッシェルガンエレファントに『ダサいな』と少し思ってしまった理由』と『曲そのものは好きな理由』を話していきました。
最初の方はちょっとディスっちゃったんですけど…アンチとかでは一切ないです。
曲に関しては本当に大好きで…!
チバユウスケの声出したいです。
そのために近所の森でがなる練習してます。
しかし、大好きで調べまくってるからこそ『ダサいな』と感じてしまうところもあったため今回はそれを書きました。
僕は彼らの音楽だけを真似したい。
以上です。
最後まで読んでくださってありがとうございました。