【若者ゼロ】横浜市金沢区、落ち着きを求める方には住みやすいです。しかし退屈。

横浜市金沢区の住みやすさ YOKOHAMA

こんにちは。

今回の記事では横浜市金沢区に20年ほど住んでいる僕が、この地の住みやすさについて語っています。

金沢区への移住を検討されている方、またそうでなくとも住みやすさが気になっている方々の参考になれば幸いです。それではどうぞ。

住みやすさは上々、しかし退屈な金沢区

金沢区について

まずは金沢区の概要について話していきます。(『知ってるよ!』という方は次の項目まで飛ばしていただいて構いません)

金沢区とは、横浜市の最南端に位置している行政区です。

明治維新がちょうど終わった1889年に久良岐郡金沢村として成立し、大正末期の1925年には町制を敷かれ金沢町になりました。

1936年に磯子区の一部として横浜市に編入されましたが、戦後の1948年で磯子区から独立し今に至るまで金沢区として歩んでいます。

地理的な要素としては区の東側に東京湾が広がっていて、それとは対照的に区の西側は山がちであることが特徴です。

長浜みはらし公園からの眺め
堀口の長浜みはらし公園から金沢文庫方面を撮った画像。山がちです。

そのため海側と山側の標高差がかなりあり、横浜市の例に漏れず坂が多いです。

そして人口は2024年3月現在、約19万人となっています。
最盛期の2007年には約21万人いましたが、近年はじわじわと減少してしまっている傾向にあります。

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住みやすい点(メリット)

ここからは僕が金沢区に住んでいて感じたメリットを紹介していきます。

治安が良い

1つ目のメリットは『治安が良い』です。

金沢区は都心や横浜市中心部のベッドタウンとなっているため住民の年齢層が比較的高く、治安が良いです。富岡西、能見台、釜利谷西、釜利谷南、高船台、などが特に。

これは金沢区で育った僕自身が肌で感じたことです。
小、中、高とずっと公立の学校に通っていましたが、荒れている生徒を一人も見かけなかったほどですので。
『子供を公立の学校で育てたいけど荒れてないか不安…』といった方にはとても大きなメリットなのではないでしょうか。

しかし、埋立地エリア(シーサイドラインが通ってるところ)に関してはあまり良くありません。
悪いってほどでもないですが、工業地帯なので柄の悪そうな人に遭遇する確率が少し上がります。

治安がいい地域に住みたいなら富岡西、能見台、釜利谷西、釜利谷南、高船台などにしておきましょう。

商業施設が充実している

2つ目のメリットは『商業施設が充実している』です。

金沢区にはアピタ、コストコ、ビアレ、三井アウトレットパーク、イトーヨーカドー、南部市場などの商業施設があります。
それらは普段のお買い物に使えて便利です。

商業施設同士の商品の価格を比べてより安いものを買うのもかなり容易だと思います。

またゲームセンターがあったりイベントが開催されてたりするところが多いので、休日に家族でお出かけする際の候補地にもなり得ます。

広々とした公園が多い

3つ目のメリットは『広々とした公園が多い』です。

金沢区には富岡総合公園、富岡西公園、金沢自然公園、長浜公園、野島公園など大規模な公園が多いです。

これらの公園は本当に広大であり、住宅街の間に挟まっているような普通の公園では絶対に得られないレベルの自然を強く感じられます。

子供を遊ばせるには最適な環境でしょうね。
後述のデメリットのせいで最近はおじさん(おじいさん)ばっかりですけど。

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住みにくい点(デメリット)

ここからは僕が金沢区に住んで感じた(感じている)デメリットを紹介していきます。

若者が少なく活気がない

1つ目のデメリットは『若者が少なく活気がない』というものです。

先述の通り金沢区はベッドタウンなので、住民のほぼ全員が『子育て世代』『子育てを終え余生を過ごす世代』『育てられている側の子供』のどれかに当たります。
そしてその中間層にあたる20〜30代の人が本当に少ないんです…

そして金沢区で最も多く、ボリューム層にあたるのが65歳以上の老人です。
大袈裟ではなく本当に、街を歩けば周囲の半分以上が老人ですよ。
詳しくはこちらの記事に書いております→横浜市金沢区、老人が多すぎる…若者ほぼいないです

そのため活気は全然ないです。
また若者が横のつながりを作るのも難しいです。子供以外の若者いないので。

やる気に満ち溢れている20代の若者にとっては本当に退屈な環境でしょうね。
というか僕が実際にそう感じています。

レジャー施設があまりない

2つ目のデメリットは『レジャー施設があまりない』です。

先ほどメリットとして『商業施設が充実している』と書きましたが、それはあくまで『お買い物したりゲームしたりする際に便利』というだけなので…本格的な『遊べる場所』というのはあまりないんです。

金沢動物園やシーパラぐらいしかないんじゃないかな…?と地元民の僕ですら思います。

そしてその金沢動物園とシーパラ、やはり4〜50代の方やご老人がかなり多いんですよ。
子供が大勢でワイワイ楽しめるような環境ではなくなってしまっているのかな…という気がしています。

レジャー施設に頻繁に行きたいならもっと北の方に住むのが吉ですね。

まとめ

以上、僕が20年ほど住んで感じた横浜市金沢区の住みやすさ評でした。

全体的な傾向として『落ち着いた環境を求めている方』には住みやすいと思います。

しかし、やる気に満ち溢れていて『いろんな人と関わって成長していきたいぜ!』という意気込みを持っているような方にはかなり退屈なところだと思います。少なくとも僕は退屈です。

参考になれば幸いです。
最後まで読んでくださってありがとうございました。