ギターピックといえばいろんな形、いろんな素材のものがありますよね。
その中でも弾きやすさや見た目の面白さで絶大な人気を誇り、数々のミュージシャンにも愛用されているのがJim DunlopのTortexシリーズです。
このシリーズは僕も普段よく使っています。
特に最近は『Tortex Flex Standard』(以下Flexと呼びます)がお気に入りなので、Flexではない通常のTortex StandardやTortex Wedge、ウルテムやプラスチックのピックとも比較しながらレビューしていきたいと思います。
なお厚さは全て1.0mmです。
トーテックス、良い
大きさ、質感の違い
まずは大きさや質感の違いから見ていきましょう。
左から順にFlex、Standard、Wedgeです。

StandardとWedgeは単一の無機質な色であるのに対して、Flexは白と透明の間をとったようなキレイな淡い色になっているの、伝わりますかね…?
これはFlexがトーテックスとナイロンの合成素材でできていることに由来しているのでしょうか。
見た目だけでもかなり特徴的なピックであることがわかりますね。
また『Dunlop』ではなく『FLEX』と大きく書いてあるのも特徴ですね。
僕のは1.0mmなのでこの部分が青ですが、0.88mmだったら緑、0.73mmだったら黄色、0.6mmだったらオレンジになるようです。
この色の違いはスタンダードだとピック全体に現れますよね。

裏返しにしてみると、Flexだけ文字とロゴの部分が透けて見えます。
本当に淡いです。このピック。
ちなみに大きさや形はスタンダードと全く変わらないですね。
弾いてみて
それでは弾いてみます!
と言っても3週間ぐらい前からずっと使ってるので感触はもうわかっています。
Standard、Wedgeに比べると硬いです。
ただウルテムに比べると柔らかいです。
ウルテムと通常トーテックスのちょうど中間ぐらいの硬さですね。
ナイロンが素材に含まれてるって事だったのでもっと柔らかいのかと思ってましたが、違ったようですねぇ…
かなりくっきりとした音が出ますよコレ。アルペジオとかに向いてそう。
もちろん通常のストロークをするのにも良いですが、アコギなどの弦の太いギターだと弾きやすさはスタンダードの方が上かな…?と正直思います。
しかしこれは明確なデメリットとも言えないです。
硬く弾きにくいピックでストロークをしていると必然的に手首をしならせるのが上手くなるからです。
ライブやレコーディングなどの極力ミスを減らさなければいけない場面では引っかかりにくく弾きやすいスタンダード、家やスタジオでの練習では上達ができるFlexというように使い分けるのが良さそうですね。
まとめ
最後にJim Dunlop Tortex Flex Standardの特性をまとめると…
- スタンダード等に比べると淡い色をしていてキレイ
- スタンダードに比べて硬く、くっきりとした音がでる分弾きやすさは若干劣る
以上の2点が挙げられます。
参考になれば幸いです。

