私が所持しているギター、ヤマハ・パシフィカ112Vについて調べようとしたら…
『パシフィカ ダサい』という酷すぎな検索候補が出てきました。
そしてコストパフォーマンスの高いギターを作り続けていることで有名なメーカー『バッカス』の検索候補にも『ダサい』とありました。
今回はこれらの検索候補について『あのさぁ…』と思ってしまった理由と、欲しいなら『ダサい』を無視して買うべきだと思う理由を所有者である僕の視点も交えて語っていきますね。
ブランドでかっこよさを決めてる奴ら、意味不明
それロックじゃねえから!!!
この2つの検索候補について調べてみると、ギターそのものの見た目ではなくブランドに対して『ダサい』と言っている人が大半でした。それを前提にご覧ください。
以前にも『スクワイヤーはダサくない』という記事で書きましたが(その記事はこちら)、ギターのブランドごときで『かっこいい』とか『ダサい』と判断してる人等、本当にロックじゃないです。
現代においてギターをやってる人というのは、8割方ロックを好きになった影響で始めてると思うんですけど…
ロックって本来は高価な機材や技術の見せつけを嫌う人たちがやっていた音楽ジャンルなんですよ。
つまりブランド厨・権威主義者がいては絶対にいけないジャンルなんです。
奴隷制のあったアメリカで生まれた『休みの日に集まり、労働の憂さ晴らしと社会への反抗をする』というブルースと、差別への抗議目的でカントリーミュージックと分かれ徐々にプロテスト性を含むようになったフォーク。
これら等のジャンルが混じり合ってできたのがロックなので、その主張からがっつりずれちゃう『パシフィカ ダサい』や『バッカス ダサい』などのブランド差別はおかしいんです。
それはもうロックじゃないんです。
なので『俺はロックンローラーだぜ!でも安いブランドのギターはダサいから貶すぜ!』って感じの人がいたら言ってやりましょう。
『お前薄っぺらいよ?それロックじゃないよ?』と。
他メーカーの工作である可能性
パシフィカやバッカスギターを買ったことのある人ならわかります。
この2つ、クオリティーとコスパが高すぎです。
実際に僕もパシフィカ112VとバッカスのBMS-1Rを所持していますが…
エピ◯ォンやバ◯ニーに比べると仕上げの精度がエグい。もちろん良い意味でですよ。
ちなみにその他のメーカーについては所持していないためわかりません。
エピフォンは新品なのにフレットが一部欠けてたり粉吹いてたりするし…バーニーはトグルスイッチに持病持ってたりペグがガバガバだったりするしで…(バーニーは中古なので前の所有者が変な使い方した可能性もあります)
この2つを買ってからヤマハとバッカスの素晴らしさが身にしみて分かりました。
パシフィカは4年使っているのですが、今のところ何の不具合もないからです。
そして1年半以上酷使しているBMS-1Rもピンピンしています。不具合ないです。2万円だったのに。
本当に良いですよ。この2つ。
それなのにも関わらず『ダサい。恥ずかしい。』と演奏そのものには全く関係ないところから貶めようとしてるのは、低価格なのにクオリティが高すぎるこの2つのギター(メーカー)に売れて欲しくないorもっと高いギターを買って欲しい人達の策略もあるのかなと僕は感じています。
そう疑わざるを得ないぐらい素晴らしいギター達なので。
まあパシフィカには『ブリッジが遠くブリッジミュートがしづらい(ストラトタイプは全般そうですが…)』、BMS-1Rには『弦交換をサボるとブリッジから弦が抜けにくくなる』というデメリットもありますけどね。
でも現時点で感じたデメリットはそれだけです。
最後に
ということで、僕は素晴らしいと思います。パシフィカとバッカス。
だからこそああいう検索候補が広がってしまっているのが理解できず、今回こういう記事を書きました。
見てくれどうこうよりも所持しないとわからないメリットを知ってほしくて。
まあしかし見てくれも重要っちゃ重要だと思います。モチベーションに関わることなので。
パシフィカもバッカスも僕はかっこいいと思いますけど、『自分から見たかっこよさ』と『クオリティー、コスパの高さ』を両立できるギターを選ぶのがベストですね。
なのでもしあなたがこれらのギターの見た目を気に入っているのであればそれは買いです。
中身は本当にすごく良いので。