女の事しか歌えない自称ロックバンド『ヤングスキニー』
ギターボーカルの『かやゆー』が書く直接的でなんの比喩もない恋愛に関する詞は音楽にそこまで興味のない恋愛脳たちの間で受けていて、邦楽界では少しだけ存在感があります。
しかし、僕は彼らの音楽を初めて聴いた時『ひどいなこのバンド…』と思いました。
なぜなら女々しい歌詞で恋愛のことばかりを歌っていて、『ロック』の要素が1つも見当たらなかったからです。
その気持ちは今でも変わっておらず、歌詞に関しては本当に気持ち悪いし薄っぺらいなとずっと感じています。
ということで今回はカスみたいなヤングスキニーの歌詞達を取り上げ、そのダサさを解説していきたいと思います。どうぞ。
比喩すら使えないレベルの低い作詞家がいるバンド『ヤングスキニー』
『本当はね、』
まず『本当はね、』というタイトルの時点でもうキッツイ曲から解説していきます。
歌い出し『本当はね、あなたが好き 最低なことを言っちゃってごめんね』
うわ…
きっしょ…
なんで『好き』が『最低』なんだよって思いますけど、これ多分恋人じゃない複雑な関係の人に言ってるって設定なんでしょうね…
もう設定からちゃんときしょいな。
なおその後のAメロは『本当はね、あなたが好き ◯◯ごめんね』の繰り返しでつまらないので解説を省略します。
Bメロ『照れ隠す子供みたいだ私 恥ずかしい気持ち全部捨てて今から会いに行ってもいい?』
ん…?
『私』…?
え…これ書いてるの男ですよね?
作詞:かやゆーって書いてましたし。
なんで女性になりきってんの…?
あ、これ多分アレだ。
”推し活”とやらが大好きな女性達への受けを重視して、彼女らが”共感”をしやすいよう主人公にされてる詞だ。
めちゃくちゃ商売っぽいことしてんじゃねえか。
どこがロックなんだよこれで。
まあ女性達に受けちゃえばお金の面では本当に楽ですからね。
グッズの購入などで”推し”にたくさんのお金を注ぎ込むのは女性ばかりなので。
ちゃんと『商売』をしています、ヤングスキニー。
サビでもそれは如実に現れていますよ。
『メイクもヘアセットも全部あなたのため あなた好みの可愛い女になりたいわ 意地張っちゃって強がっちゃって嫌われてないかな? 本当はね、私もか弱い女の子』
いやこれ書いたやつは男だろ?
何が『私もか弱い女の子』だよ。
本当に気持ち悪いし薄っぺらいな…
ものすごく適当感が強いです。特にこのサビ部分は。
売れるためとはいえ、男なのに女性目線で歌詞を書くことが嫌にでもなっちゃったのでしょうか。
てか『可愛い女になりたいわ』『私もか弱い女の子』ってセリフ、なんか古臭えな…
特に前者のやつの語尾『わ』が。
昭和じゃないんだからさ…そんな言葉遣いしてる女性いないでしょ。
どんな主人公の設定で詞書いてんだよ。
薄っぺらすぎてツッコミどころが生まれてる曲ですね。
『ワンナイト』
2つ目にディスりたい曲は『ワンナイト』です。
これももうタイトルの時点でかなりキツいですね。気色悪いですがなんとか解説します…
歌い出し『ベッドの上で軋んでキスをして いつもと変わらない同じ味 タバコ咥えて火をつけて 息を吐く君の横顔』
うわ…
きっしょ…
てか表現が直接的すぎるんだよな。
比喩とか使えないの?って毎回思っちゃいます。
まあ比喩を上手く使うのには相当な観察力が必要なので、それがない彼ら(というか彼)には無理なのでしょう。
起こってることをそのまま描写することしかできない。
アーティストとしてものすごくレベルが低いですね。
本当にさぁ…こんなのを好んでる奴ら大丈夫?正気???
上記の歌詞を聴いて『良いな』と感じる『”共感”だけで生きてる人達』のことを僕は一生かけても理解できそうにありません。
そしてBメロは『本当はどう思ってんのかな そうやって平気で無視してさ 私じゃなくても別にいいんでしょ』という歌詞です。
うん、ちゃんと気持ち悪いですね。
というかこの曲も女性が主人公なんだな…さすが自称ロックバンド。
どういう層を狙ったら儲けられるのかをしっかり熟知してます。
ただ、”男なのに女の目線で詞を書いて共感を得やすいようにしてる”って時点でかなり薄っぺらいですし、それに易々と共感しちゃうような精神年齢10代の奴らしかファンにはならないでしょうね。
そんでサビでは『わかってるわかってる 好きって言っちゃったら終わること ただ君の側にいたいだけなんだ』みたいなことを歌ってます。
いやもう本当に露骨だな…『クズな男に振り回される女』の”共感”を得ようとしてるの。
まじでこんなん好んでる奴ら大丈夫か…?
男なのに女目線で恋愛とかセ◯◯スの詞書いてるって、もろ金儲けのために共感商法してるじゃん…
こんな奴らに何の疑いもなく”共感”の感情を湧かしてグッズまで買っちゃったりしてる奴らヤバいだろ…
商売人の狙い通りに搾取され続ける人生ですね。(笑)
ロックでは絶対にない
これ前回『ねぐせ。』というバンドをディスった時にも書いたんですけど…(その記事はこちら→女の事しか歌わない自称ロックバンド『ねぐせ。』の歌詞、薄いし意味不明。どこがロックなん…?)
”推し活とかでエンタメに大量のお金を使うのは若い女性が多い”という前提のもと『恋したり失恋したりしてる女が共感できそうな女目線の詞を出しまくってぇ…ハマってもらったところでライブチケットやらグッズやらの購入を促してぇ…』って感じの売り方をしてるバンド、本当にロックじゃないです。
なぜならロックというのは本来自分が感じた日々の鬱憤や社会に対する不満などをぶちまけるためにある音楽ジャンルだからです。
売れるためにやるなんてもってのほかで、ロックは全部『自分が楽しみを得るため』に行われるものじゃなきゃいけないんですよ。
これは初期のブルーハーツとかを聴いていただければ即わかることです。
なので『売れるために”自分”ではなく”女性”の目線で歌詞を書き、共感を得ていく手法でTiktokキッズなどの薄っぺらい奴ら相手に”ちゃんとした商売”をしているバンド』がロックなわけないんですよね。
よってヤングスキニーもロックでは絶対にありません。
というか詞や売り方を抜きにしても広告代理店から金もらってのドラマタイアップとかをガッツリやってる時点でロックじゃないですけどね。
まとめ
ということで、今回は『ヤングスキニーの歌詞が気持ち悪い上に薄っぺらい件』と『彼らをロックではないと思う理由』について話していきました。
いやー…本当にひどいバンドでしたよね。
特に”恋愛脳の女性を露骨にターゲットにしている、商売臭い女性目線の歌詞”が聴いてて本当キツかったです。
しかし、最もヤバいのはそれらの歌詞が全て幼稚だったということですね。
比喩を一切使わず(使えず)、子供みたいに『本当は好きなの〜』とか『わかってるわかってる』とか喚くだけの歌詞しかなかったのがもう…『精神年齢ひっく…(笑)』って感じですよ。
比喩すら使えず幼稚な直接的表現で恋愛事ばかり書くような幼稚なミュージシャンが流行ったらもう本当に日本の終わりだと思うんで、ヤングスキニーにハマってしまっている方々にはぜひ目を覚まして欲しい限りです。
最後まで読んでくださってありがとうございました。