【お安い】500円未満でおすすめのエレキギター弦2選!コストパフォーマンスが高いものを選びました。

500円未満でおすすめのエレキギター弦2選のサムネイル ギター

こんにちは。
金欠ギタリストです。

今回は昨今の物価上昇とそれに伴うギター弦の値上げにより懐事情が厳しくなってしまっている方、またそうでなくともなるべく節約をしたい方向けに『500円未満で買えるエレキギター弦』を2つ紹介していきたいと思います。

ただ安いだけでなく、安い上にクオリティーもある程度高いものを選びたかったので『2選』と少なめになってしまいましたが…その分どちらを選んでも間違いのない記事になっています。
それではそうぞ。

安いのに良いエレキ弦2選

AriaproII『AGS-800L』

1つ目はAriaproII『AGS-800L』です。

ARIAPROII / AGS-800L(サウンドハウス)

なぜこれを最初におすすめするのかというと、コストパフォーマンスが高すぎるからです。

この弦はサウンドハウスで1セット410円とダダリオやアーニーボールの半分以下の値段で買えるにも関わらず音、触り心地、耐久性などの部分がその2つのブランドと勝負できるレベルにあるんですよね。

この弦は僕も愛用しているため、音源があります。
聴いてみてください。

ギターはバッカスのBMS-1Rです。0:10からはSweet Baby Overdriveという歪みエフェクターをかけてます。

これ録音を格安オーディオインターフェイス無料のDAW(Garageband)でやったので音質が微妙だったり若干雑音が入ってたりします。すみません。

しかしギター(というか弦)の音自体は結構良いですよね。
高音域が強めに出てくるので、煌びやかな音になってます。

同じような傾向を持っているダダリオやアーニーボールと比べたら『ちょっと無機質な音かな…?』という感じはあるものの、それは明確なデメリットになり得るものでもないと思うのでAGS-800Lは十分戦えている印象を受けますね。
音だけ見てもハイコスパです。

触り心地

次に弦の触り心地についても話します。

これも同じく結構良いです。

安いからと言ってザラザラ感が強く弾いてると引っかかるなんてことは一切なく、ダダリオやアーニーボール等の有名ノンコーティング弦と同じように適度なサラサラ感があって運指がしやすいです。

低価格帯のギター弦は引っかかり感が強くお世辞にも弾きやすいとは言えないものが結構多いのですが、AGS-800Lはそれらとは一線を画しているんですよね。

耐久性

耐久性についても話します。

これに関してはとても良いです。

普通、ノンコーティング弦というのは毎日弾いてたら2週間ぐらいで錆びてしまうことが多いのですが…

AGS-800Lは3週間〜1ヶ月ぐらい持ちます。
弾く頻度が少なければ2ヶ月3ヶ月持つことも全く珍しくないです。

これ、低価格帯のギター弦としては本当に驚異的なんですよね。
よくわからないブランドのものだと”開封した瞬間に錆びてる”なんてこともありますから。

やはりものすごくコストパフォーマンスが高いです。

デメリットを考えてみるも…

と、ここまでで褒めまくってきましたが…

賞賛一辺倒だとあんま信憑性ないと思うんでデメリットも挙げます。

うーん…

かなり考えてみたんですけど、特にないですね。

安いし音良いし運指しやすいし長持ちするしで、考えれば考えるほど『デメリットなくないかこれ…?』と思ってしまいます。

強いて言えばパッケージが小学生の裁縫セットみたいなデザインになってて若干厨二臭いことでしょうか。

おすすめエレキギター弦『AGS-803L』
こちらはAGS-800Lが3セットひとまとめなってる『AGS-803L』のパッケージです。

まあでも弦のパッケージって他人に見られるようなものでもないですし、デメリットと言えるレベルの欠点ではないですね。

そう考えたらもうデメリットないです。この弦。
本当に心の底からおすすめできますよ。

ARIAPROII / AGS-800L(サウンドハウス)

PLAYTECH『EGS-1046』

2つ目におすすめするのはPLAYTECH(プレイテック)『EGS-1046』という弦です。

PLAYTECH / EGS-1046(サウンドハウス)

なおPLAYTECHとは『サウンドハウス』という音楽機材を専門に扱ってる通販サイトのオリジナルブランドで、商品価格がとても安いことで有名です。

そしてこのEGS-1046はサウンドハウスであれば1セット300円で買えます。
AGS-800Lより110円安いですね。
その分クオリティーは正直落ちてしまっていますが、『とにかく安いものが欲しい!』という方にはこちらもおすすめできます。

僕も何回か使ったことがあるので、使用感について詳しく語っていきますね。

まず音に関して。

録音してなくて音源ないので他の方がYoutubeに上げられているダダリオ弦との比較動画を貼りますね。

まあこの動画の人は割と酷評してるんですけど…

正直僕は『そこまで悪くなくね…?』と思いました。

もちろんダダリオの高音域から低音域まで煌びやかな音に比べるとEGS-1046の特性がなく控えめな音が劣っていることは間違いないです。

でもこれ300円ですよ…?
上記の動画で比較されてるダダリオ弦(現在サウンドハウスでは900円で売られてます)の3分の1の値段で買えるんですよ…?

『追加で600円も払うほど価値のある差か?』と聞かれたらそれは間違いなくNOだな、と思っちゃいましたね。

実際に使ってた時もひしひしと感じてましたが、レコーディングやライブをやるわけでもなく、練習する用途のみで使うんだったらこれで十分なんじゃないかな…と思います。

触り心地

続いては触り心地について。

これは最初に紹介したアリアプロのAGS-800Lと比較するとザラついてて弾きにくいかな…?』といった感じでしたね。

『ザ・廉価弦』って触り具合で、お世辞にも弾きやすいとは言えなかったです。

ただ演奏に支障が出るレベルではもちろんなかったですし、『ザラついてる方が指が滑らなくて好き』って方もいると思いますのでこれに関しては一長一短ですよね。
滑りにくい弦が好きな方にはメリットになり得ると思います。

耐久性

耐久性について。

これに関しては…普通でしたね。

毎日弾いていれば2週間ぐらいで黒くなってきてしまいますし、2〜3日に1回しか弾かなければ3週間〜1ヶ月ぐらいは持ちます。

『普通のノンコーティング弦』って感じの耐久性でした。
しかし価格を考えれば持つ方ではあると思います。

デメリット

最後にデメリットも挙げていきたいと思います。

それは『弦が小分けに梱包されていないので、張るのが若干めんどくさい』というものです。

ギターの弦というのは通常、1弦から6弦までが小分けに梱包されていて『1弦を貼りたい時は1弦の袋を開ける』『6弦を張りたい時は6弦の袋を開ける』というように順番に開封しながら張っていくことが多いですが…

EGS-1046は1〜6弦までが全部ひとまとめで梱包されているので、一度開封したら全部の弦がばらけてしまい若干面倒なんです。

プレイテックのアコギ弦『AGS-1252』の弦本体
PLAYTECHのアコギ弦『AGS-1252』を開封した直後の様子。EGS-1046と同じく1〜6弦がひとまとめにされている仕様です。

最初に紹介したアリアプロのAGS-800Lならそれぞれの弦が個別で梱包されているんですけどねぇ…

アリアプロ、AGS-200Lの梱包
AGS-800Lの梱包

この2つは音や触り心地や耐久性なんかもだいぶ違いますし、実売価格80円の差はかなり大きいみたいです。

しかし『家で軽く練習するだけなのでとにかく安いものが欲しい!安さが最優先!』といった方にはEGS-1046がおすすめできます。
この価格帯であるにも関わらず”弦としてちゃんと使える”って時点で粗悪品では絶対にないですし、ある程度信頼のおける会社が販売しているので。

まとめ

最後に特徴と価格をまとめます!

アリアプロ『AGS-800L』
最安実売価格410円

  • 音は高音域が出てくる感じで結構良い。
  • 触り心地はサラサラしててこれまた結構良い。
  • 耐久性はめちゃくちゃ良い。倍以上の値段がする弦と比べても長持ち。
ARIAPROII / AGS-800L(サウンドハウス)

PLAYTECH『EGS-1046』
最安実売価格300円

  • 音は高音域も低音域も控えめ
  • 触り心地はザラザラしてて個人的には好きではない。けれどこれが好きな人もいるかも。
  • 耐久性は普通。価格考えたら良い。
PLAYTECH / EGS-1046(サウンドハウス)

以上です。
500円未満だと個人的にはアリアプロのAGS-800Lが最強だと思っていますが、お試し気分で買えるものばかりなのでご自分で合う弦を探してみるのも大いにアリですね。

この記事があなたのお役に立てたのなら幸いです。
最後まで読んでくださってありがとうございました。