2017年から活動を始め、いくつかのヒット曲を出してきたミュージシャン、ヨルシカ。
特に2021年ごろまでの勢いはすごかったですね。『春泥棒』がヒットして。
しかし一昨年ごろから勢いを失い、最近はタイアップする事でしか話題にならなくなっています。
それも曲そのものが話題になっているわけではなく、『何かのアニメとヨルシカがタイアップする』という事が少し話題になっているだけです。
一部で『オワコン』とまで言われてしまっているのも仕方ない状況ですね。
実際2020年までファンだった僕もタイアップ始めてからのヨルシカはなんも面白くないと思います。
それも踏まえてヨルシカがオワコンと言われ始めた理由、僕自身ヨルシカはもう面白くないと思う理由を語っていきます。
ヨルシカが勢いを失った理由
2021年までは良かった
前述の通り、2021年までは勢いがありました。
『夏草が邪魔をする』でデビューしてから『エルマ』あたりまではポップなバンドサウンドと斬新な暗めの歌詞で多くの人の心を掴んでいました。
『盗作』では今までのバンドサウンドを受け継ぎ進化させながらも『音楽を盗む男』を題材にそれまでとは少し違った歌詞の曲を発表しそれも斬新でしたね。
その後も以前までの疾走感を持ったロックとは違う一面を見れる曲『春泥棒』をヒットさせたりで、この辺りのヨルシカは流行の中心に近い位置にいました。
歌手とコンポーザーが顔やプロフィールを公表していないのも相まって当時はヨルシカの全てが新鮮でしたね。
誰も求めてない事を始めだす
しかし、シングル『又三郎』から文豪の作品を題材にした歌詞を書き始め、ネタが尽きたのかなんなのかはわからないですが急に斬新さが無くなりました。
言っちゃ悪いですけど、そういうのってn-bunaさんにしか書けない歌詞では絶対にないので。
サウンド自体も『負け犬にアンコールはいらない』等の前作バンドサウンドの踏襲で新鮮さが一切ない。(前作とほぼ同じだよな…?となる)
それ以降の曲でも以前散々やっていたテレキャスやアコギでのアルペジオが多用され、フィンガーピッキングの音がAメロで流れるたび僕は『またこれか…』と思っていました。
以前の曲と同じようなメロディ、サウンドで歌詞は文豪の作品をそのまま描写した『作詞n-bunaである必要性なくね?』と言われてしまいそうなもの。
僕はァ!n-bunaさんオリジナルの詩が聴きたいんだァ!
そしてタイアップ三昧
そして追い打ちをかけるようなタイアップ三昧も飽きられてしまった原因の一つだと思います。
ヨルシカって元々は世の中への不満や恨みつらみを爆発させる感じのミュージシャンでしたよね。『エルマ』あたりまでは確かにそうでした。
商業音楽に鬱憤を抱える男を題材にした詞も書いていたのに…2020年あたりから急に路線を変更してドラマ、アニメ、CMソング、テレビ番組のBGMにとタイアップを繰り返しました。
そしてそれらに合うようなしっとりしたラブソングを書く。
アコギかテレキャスでまたフィンガーピッキングして(笑)
リスナーが困惑するのも当たり前ですね
路線変更が急すぎです。
いやn-bunaさんの気持ちもわかるんですよ?
需要が少しでもあるうちにタイアップして稼いどきたいのはわかりますし、長年歌詞を書いてるとネタ切れになるのも当然です。
しかし何もかもが急すぎてファンが振り回されてるんですよ。
画集とかも誰も求めてないでしょ(音楽画集へ感じた違和感を綴った記事もよければご覧ください)
そりゃ聴く人減りますよ…
まとめ
ということでヨルシカが飽きられ始めているのは
- ネタ切れなのかオリジナリティのある歌詞が消え、文学作品のオマージュという誰も求めてないことをやり始めた
- タイアップによる急な路線変更で激しめの曲が減り、ヨルシカである必要性のないしっとりラブソング曲が増えた
- 音楽画集などでマニアックなファンを増やそうとするも需要なし
この3つが主な原因だと思います。
BUMP OF CHICKENみたいな”本当にタイアップしかしないミュージシャン”になってしまったらコアなファンにしか曲を聴かれず、何の新鮮みもなくつまらないポップスみたいなタイアップ曲を抱えたまま消えていく運命になっちゃうと思うんで(BUMP OF CHICKENはオワコンだと思う理由について綴った記事もよければご覧ください)、『負け犬にアンコールはいらない』などの疾走感を持ったバンドサウンドをまた進化させ、新たな一面を今後見せてくれることに期待したいですね。
ちなみに僕はヨルシカアンチとかでは一切ないです。
『負け犬にアンコールはいらない(アルバムの方)』とか聴くと『n-bunaさんなんでこんな天才なの?』って思います。
ちなみに一番好きな曲は『踊ろうぜ』です。あれ神曲。アルバム違うけど。
それだけに最近のヨルシカにはがっかりしかさせられてないのでこのような記事を書いてしまいました。
不快に思われた方いましたらすみません。