ギター弦の高騰が止まらない今の世の中において、ギタリストたちの救世主となりうるかもしれない弦をついに見つけました!
それはアリアプロの『AGS-800L』です。エレキ用です。
現在サウンドハウスでは380円で売られています。
僕は1年ほど前にこの弦の使用を始め、今日まで何セットも使用してきました。
その結果、メリットデメリットが明確にわかってきましたのでレビューいたします。それではどうぞ。
コスパの高すぎる弦、AGS-800L
パッケージ
まずはパッケージから見ていきましょう。
塩化ビニールのような素材でできていて柔らかいです。
結構厚めなので安心感もあります。
正面の絵は若干厨二っぽいですね…小学生の頃使ってた裁縫セットに似てます。
中身には関係ないので無問題なんですけどね。
パッケージを開けます。
絵の書いてある紙を取ると弦が現れます。
プラスチックの袋で丁寧に1弦ずつ梱包されてますね。
廉価なギター弦は個包装されていないものばかりなので、この価格帯でもしっかりと小分けにして梱包してくれるアリアプロの姿勢には脱帽です。
もうこの時点で丁寧さが現れてます。
まあ他の廉価ギター弦はこれより50〜80円ぐらい安いものが多いので一長一短なんですけどね。
しかし弦そのものはそれらより圧倒的にアリアプロが上です。
触り心地、音を見ていきましょう。
触り心地
かなりサラサラ感を感じます。
ツルツル感はないです。(ツルツルした弦を求めてる方はエリクサーのナノウェブを買いましょう。低価格帯でツルツルした弦って全然ないので)
そしてアーニーボールやダダリオと比べてしまうとザラザラ感(引っかかり感)も少しある印象です。
しかしその2つは今やこの弦の倍以上の値段がします。比較するのは酷ですね。
AGS-800Lと競合するような低価格帯の弦たちと比較すると、引っかかり感はかなり少ないです。
こちらの方がサラサラしているという事ですね。この価格帯の中では一番サラサラしていて運指がしやすいです。
プレイテ◯クとかの弦だとかなり引っかかり感がありますので、価格差を考慮してもこちらの方が良いのではないでしょうか。
音
それでは一番重要なポイントである音のレビューに入ります!
AGS-800Lをエピフォンのレスポールジュニアに張って弾いた音源を貼ります。
正直、高価な弦とそこまで差なくないか…?と僕は思いました。
普通に『いい音だな』と感じます。
感性は人それぞれなのでこの音を『使えるな』と判断するか『使えないな』と判断するかどうかはお任せしますが、僕はめちゃくちゃ使える音だなと思います。
もちろん張りたてのアーニーボールとかと比較してしまったら多少劣ることは間違いないです。
しかし、値段が倍以上することを考えたら…どう考えてもこちらの方が良いですね。
高価な弦を使うのはライブやレコーディングの際だけでいいんです。
家やスタジオで練習するだけならこの弦がコスパ最強です。
耐久性
最後に耐久性について話します。
結論から言うと『普通のノンコーティング弦』ぐらいです。
手汗気にせず毎日何時間も弾きまくってたら2週間ぐらいで錆びますし、逆に3日に1回で30分程度しか弾かなかったら1〜2ヶ月は錆びないです。
本当に『普通』だと思います。
まあアーニーボールより長いことは間違いないですね。
まとめ
アリアプロのAGS-800Lは『値段が安いのに音や耐久性、触り心地はちゃんと使えるレベルにあるハイコスパエレキギター弦』でした!
自宅練習、スタジオ練習には本当に最適な弦だと思います。
そのような用途に最適な弦を探していて、なるべく安く、でもクオリティを維持したものがいいという方はぜひ検討してみてください。