こんにちは。
今回はサウンドハウスにて1セット300円で発売されているプレイテックのアコギ弦『AGS-1252』のレビューをしていきたいと思います。
価格高騰が続き、ダダリオやアーニーボールのものだと1セット800円を超えてしまうのが当たり前になっている今現在のアコギ弦界隈ですが…
AGS-1252は僕のようにそれらの購入を『高くなりすぎだろ…』と躊躇してしまっている方にとって救世主となりえるほどコストパフォーマンスの高い弦でした。
詳しく書いていきますね。
安いのにちゃんと使えるAGS-1252
梱包
まずは梱包(パッケージ)からみていきましょう。
外装
アコギのサウンドホール周辺が描かれた台紙に弦本体とおまけのピックが乗っています。
そしてその上から小傷や汚れがつくのを防ぐためのプラスチックのフタがはめられている形ですね。
まあ安っぽさは少し感じてしまうパッケージなんですけど…台紙とフタには結構な厚みがありますし、質の低いものだとは思われまいとする努力が見られるような印象を受けました。
中身に傷が入ってるようなことも特になかったですし、悪くないパッケージだと思いますよ。
中身
開けます。
1〜6までまとめられた弦本体とピックが出てきました。
弦を1つ1つ個別で梱包することはできていないようです。
ダダリオやアーニーボール、アリアプロなんかだと個別で紙に包まれてるモデルばかりなんですけれども…AGS-1252はその3つより安いので、そこまではできないみたいです。
値段相応って感じの梱包ですね。
前述の通り傷がついてるようなことはなかったですし、音の鮮度自体も悪くなかったので問題は全くないです。
安価で弦を販売する上ではこの梱包が最適解なんでしょうね。そう思えました。
しかし、『その梱包はちょっと嫌だな…』と思われた方もいるかもしれません。
その場合はアリアプロのアコギ弦『AGS-200L』のレビューもお読みください。こちらは1セット430円とAGS-1252に比べ少し値が張ってしまいますが、弦が1つ1つ梱包されてあります。
触り心地
続いては弦の触り心地について。
これはですね…サラサラしています。
エリクサー等のコーティング弦のようなツルツル感はもちろん一切なく、『ザ・ノンコーティング弦』って感じのサラサラした触り心地をしていますね。
ただ、ダダリオやアーニーボールに比べるとザラザラ感もあるかなという印象を受けます。
『弦移動のしやすさを失った代わりに押弦した時のホールド感(ずれにくさ)を得ている』と言うとわかりやすいでしょうか。
まあ『弦移動のしやすさを失った』とは言っても弾いてて引っかかるほどでは全然ないですし、触ってて少しザラザラするだけで演奏にはなんの支障もないです。
音
続いては最も重要なポイントである音について、張って2週間経った時に録った音源があるのでそれとともに語っていきます。
まずはCメジャーキーのカノン進行っぽいコードストロークから。
非常にプレーンな音ですよね。
高音域がよく出てるわけでも低音域がよく出てるわけでもない、いわば『普通の音』です。
ただ全体的には『シックで優しそうな音だな』という印象を受けるので弾き語り等には最適でしょう。
単音弾きした時の音も貼ります。
やはり音に大きな特徴はなく、至ってシンプルな感じがしますね。
良く言えば『どんな曲にも合わせられる』
悪く言えば『特徴がない』
というのがAGS-1252の音に対する評価になりそうです。
耐久性
最後に耐久性に関して書きます。
結論から言うと、若干短いです。
僕がこの記事を書いてる時点ではAGS-1252を張ってから3週間経ってるんですけど…所々黒くなってきてしまっています。(錆びてはいません)
音も張った直後に比べるとかなり煌びやかさを失ってきてしまっていますね…
毎日弾きまくっていたわけでもなく2日に1回1〜2時間程度弾いただけでこれなので、アコギ弦の中では耐久性が若干短い部類に入ってしまうのかなと思います。
とはいえこの弦1セット300円なのでこれだけ持ってくれるなら必要十分ですね。
アーニーボールなんか1〜2週間で錆びちゃいますし、他の値段が高いアコギ弦でも1ヶ月すれば錆びてしまうものばかりなので。
まとめ
ということで、今回はプレイテックのアコギ弦『AGS-1252』をレビューしていきました。
所々でダダリオやアーニーボールなどの有名アコギ弦を引き合いに出してきてしまいましたが、冷静に考えたらこの弦それらの半分もしない値段で買えるんですよね。
あまりにもコストパフォーマンスが高すぎます。
『あまりお金はかけられないけど、ある程度のクオリティーが確保されてて練習に最適な弦が欲しい!』といった方におすすめできるアコギ弦だなと思えました。
物価高騰で弦の値段も上がりまくってる今の世の中においてはまさに救世主ですね。
参考になれば幸いです。
最後まで読んでくださってありがとうございました。