パシフィカの欠点
これは僕が初めて手に入れたギター、ヤマハパシフィカ112Vです。
色は生産終了になってしまったラズベリーレッドです。
2020年にこのギターを手に入れ、計4年弾いてきました。
全体のクオリティがものすごく高く、弾きやすいし音も良いので好きなギターではあるんですが…気に入らない点もあります。
それは…
ブリッジが遠い
ブリッジが遠くてブリッジミュートがしにくいことです
ちなみにブリッジミュートとはブリッジに手を置いてズンズンした音を出す奏法です。ロックやパンクロックなどでよく使われていますね。
それがどんな音なのかよくわからないよって方はGreen Dayの『Basket Case』という曲の冒頭を聞いてみてください。(文字クリックでYoutubeに飛べます)
ストラトタイプ全般に言えるデメリット
パシフィカだけではなく、ストラトキャスターをモデルにしているギター全般に言えることなんですけれど…
ピックアップが3つもあるのでブリッジが遠いです。
腕が短かったり、ブリッジミュートを多用したりするロックンローラーには結構きついです。
パシフィカなどのストラトタイプギターはいろんなところで『初心者におすすめ!』みたいに言われてますけど、ロックやパンク系の音楽がやりたい方には『ブリッジミュートしたいならある程度の慣れが必要だよ』というセリフもちゃんと言わなければならないような気がしています。
初心者さん達に人気の曲は誰でも簡単に弾けるようなパンク系の曲(モンゴル800とか王道ですよね)が多いので、それらをコピーしたいと考えてるなら特に知ってほしい。
確かにパシフィカ112Vは3万円台とは思えないほどクオリティ高いです。
しかし『どうしても弾きやすいギターが欲しい!』という方はムスタングタイプやSGタイプのギターを選ぶべきだと思います。
でも見た目で気に入ったなら買うべきです
ここまでで若干下げてしまいましたが…全体的には良いギターですよ。
なぜならこれ以外のパシフィカの欠点を未だ僕は見つけられていないからです。4年も弾いて。
ネックは薄くて弾きやすいですし、上記の3ピックアップのおかげで多彩な音が出せます。故障も一切ないです。
この価格帯のギターには9割起こるストラップピンのネジ部分がゆるゆるになる現象ですら僕のパシフィカには起こっていません。
なので見た目や音が気に入ったなら本当に買いだと思います。
そのほうがモチベーションを高いままで維持できますし、良いことずくめです。
というか『ブリッジミュートがしにくい』という欠点も慣れちゃえば全く問題ないんですよね。
前述のグリーンデイでギターを弾いているビリージョーはストラトタイプを長年使ってますから。
要は慣れで解決する程度の欠点ってことです。
見た目が気に入ったならブリッジミュートのことや『ダサい』というサジェストなんて気にせず相棒にしちゃいましょう!(『他人のギターにダサいと言う人たちが薄っぺらい理由』を書いた記事もよければご覧ください)