グリーンデイの『Dookie』が好きすぎてコピーしまくっていたら、キーとコード進行がとてつもなくパンクであることに気づいてしまいました。メロコアじゃないですこれ。
今回はその中でも特にパンクな曲たちを抜粋して解説していきますね。
Dookieのパンクさを解説
まずこのアルバム、ギターのチューニングが全ての曲でE♭です。
というかこのアルバムに限らずビリージョーはE♭チューニング多用してますね。
Chump
3曲目に入っている『Chump(チャンプ)』
この曲のコード進行はB♭とE♭のパワーコードを繰り返し弾くだけです。
コーラス(日本でいうBメロ)でA♭が入ってきたりしますが、それだけです。
B♭とE♭もその後すぐ弾きます。
そしてヴァース(日本でいうAメロ)に戻ったらB♭とE♭をまた繰り返す。
パンクですね。
Pulling Teeth
次はDookieの6曲目に入っている『Pulling Teeth』です。
この曲はヴァースでE♭とB♭を繰り返します。
順番を変えただけでChumpと同じですね。
しかしコーラスでCのパワーコードが入ったり、ヴァース最初のE♭でオープンコードを使ったりして若干変化をつけていますね。
この辺りの変化の付け方が上手いですビリー。
Emenius Sleepus
またB♭とE♭だ!
この曲もイントロ、ヴァースでB♭→E♭の進行を使っています。
Chumpと全く同じで、ストロークの速度を変えただけですね。
ちなみにこの曲はベースのマイク・ダーントが作曲したらしいです。
マイクもこんなパンクな曲作るのか…
Basket Case
最後はあの超有名大ヒット曲『Basket Case』です。
この曲もPulling Teethと同じE♭とB♭の繰り返しがイントロ、ヴァース、間奏で使われています。
しかもこの曲はキーまでE♭になっていて、カノン進行を繰り返しているだけです。
こんなシンプルさの極みみたいな曲で大ヒットしちゃうのすごいな。まさにパンク。
メロコアではない
ここまで読んでいただけたのならもうお分かりでしょう。
グリーンデイ、メロコアじゃないです。
メロコアというのはギターのメロディを大切にしているバンドのことを言うので。ハイスタなんかがまさにそうですね。
ギターソロどころか単音弾きすらほとんどせず、同じ進行のパワーコードばっかり使ってるグリーンデイはメロコアではなくバリバリパンクです。
Dookieでギターソロ入ってるの、14曲中3曲だけですもん。
そして僕はそんなグリーンデイが大好きです。
パンクを履き違えてラブソングばっかり歌ってるメロコアは好きではありません。
SheやAmerican idiotなどのメッセージ性が強い曲もあるグリーンデイをどうかメロコアと一緒にしないで…