Epiphoneに関して
開封からの送り返し
いきなりですが、僕がこのギターを買ってからは現時点で10ヶ月経ちました。
そのためかなりの期間が空いてしまっての執筆になるのですが…このギターの第一印象に関しては強く記憶に残っております。
なぜなら全然良くなかったからです。
まず、去年4月にクロサワ楽器のオンラインショップで『重量3.2kg』というレスポールジュニアとしては軽めの重量に惹かれ6万円ちょうどでポチりました。
それからウキウキで待つこと2日。『クロサワ楽器』と書かれたでっかい箱が届きました。
テンション爆上がりしつつも冷静にカッターで箱を開けるとハードケースが姿を現しました。
グリーンデイのロゴも入っており、さらにテンションは上がります。
そしてハードケースの留め具を外し、フタを持ち上げてレスポールジュニアと対面しました。
うおおおおおおおおおおお!!!!!と思ったのも束の間…
ハイフレットの指板を見て、『なんかボロくなってね…?』と感じてしまいました。
下の方特にボロくなってるような気がするし、白くなってる部分もあるし…不良品か?と思いました。そしてクロサワ楽器に電話し、このギターを(着払いで)送り返し見てもらうことになりました。
不良品ではなかったレスポール
再び待つこと数日後…クロサワ楽器から電話がかかってきました。
『症状を見させてもらいました。確かにフレットの一部の剥がれと白い粉のようなものの付着は認められますが、不良品というほどではないですね…このぐらいのならちょくちょくあります。白い粉は磨いて極力落としておきます。』との事でした…
その後は、これぐらいの不具合ならギブソン系列のみならずフェンダー系列にもよくあるという事、演奏に支障はないので不良品認定はできない事などを説明していただきました。
そして『どうされますか?』と聞かれた僕は『演奏に支障が出るわけでもないし別にいいか…』と思い『また送ってください』と答えるのでした。
そして現在に至るまで愛用しております。
正式に僕のものになったレスポール
僕は今までで2〜5万円台の安いギターばかりを買ってきたのですが、それらのギターにこのような仕上げの雑さがあったかと聞かれると、無かったんですよね。
なので『これ不良品じゃね…?』と不安になってしまい、クロサワ楽器さんには若干迷惑をかけてしまいました。(送り返した時は着払い、再び送ってもらった時も無料配達でしたので)
いやしかし驚きましたね。エピフォンよりバッカスやヤマハの方が良い仕上げしてるんですもん。
『音のクオリティや再現性とか気にしない。仕上げが丁寧でキレイなのがいい』という方にはそれらのメーカーをおすすめします。
ギター自体はすごくいいです
ということで、若干エピフォンを下げてしまいましたが…
モノ自体はすごく良いですこのレスポールジュニア。
音が本当に良い。ギブソンのP90ってこんな感じなのか…?と錯覚してしまうほど。
見た目も本家ギブソンのレスポールジュニアに忠実です。
ブリッジは本家と同じバーブリッジですし(ここの再現できてないコピー品メーカー結構あります)スイッチ周り、ペグ周りの部品もクオリティが高い。
音や外観などに関しては、こちらの記事に詳しく書いていますのでぜひご覧ください。
そして不具合や故障も今のところ起こっていません。
まあまだ10ヶ月なので全然これからなんですけど…フレットの仕上げ以外は本当に満足しています。
フレットも使ってて特に支障を感じたことはありません。
まとめ
『演奏に関係するところはしっかり、演奏に関係ないところはなるべく安く』という姿勢のメーカーなんだと思います。エピフォンは。
僕も最初こそ戸惑いましたが、今はその姿勢にある程度共感しつつあります。
仕上げを妥協するだけでこのクオリティのギターが6万円で手に入るなら満足です。
これからも買うと思いますエピフォン。
まとめとして、エピフォンは『細部の仕上げを気にする人』には向いていないが『細部の仕上げは気にしないからちゃんと弾けるハイクオリティギターをギブソンより安く欲しい』という人には向いている、ということが言えると思います。
本家ギブソンのギターを忠実に再現したものが欲しくて、なおかつそれを遠慮せずバリバリ使っていきたい方におすすめです。