レスポール、言われてるほど弾きにくくないです。ネックには頼り甲斐がありむしろ弾きやすい…!

ネックは太いけど弾きにくくないレスポール ギター

こんにちは。
唐突ですが、レスポールって近年インターネットにおいて『ネックが太い』『重い』『弾きにくい』などとボロクソ言われていますよね。
そしてそれらが影響してか、レスポールの使用者は年々減ってしまっている傾向にあります。

僕も去年までそれらの言葉を真に受けてレスポールを敬遠していたのですが、見た目に惹かれ実際にエピフォンのレスポールジュニアを買ってみた結果それらは大した欠点じゃないなと気づきました。

今回はそんな『レスポールを弾きにくいと感じなかった話』『重さという欠点を回避できるおすすめレスポールの紹介』をします。それではどうぞ。

言われがちな『レスポールの欠点』は大したことない

ネックは言うほど弾きにくくない

まず、僕が初めて購入したギターはヤマハパシフィカ112Vでした。

ラズベリーレッドのパシフィカ112V

このギターはネックがかなり薄く、巷では『弾きやすい』と言われています。

実際僕もそのように感じており『ネックが薄いっていいな。ここが太いギターは弾きにくいんだろうな』と思っていました。

しかし、昨年春ごろ唐突にネックがものすごく太いことで有名なエピフォンのレスポールジュニアを衝動買いしてしまいました。試奏もせずにネットで。

Epiphone les paul junior

このギター本当にかっこよくて…!
届くまでの期間は『弾きにくいだろうけど愛とロマンで使い続けるぞ!』と意気込んでいましたね。

しかし、実際に届いた後開封して弾いてみると…『ん…?意外と弾きやすいぞ…!』という感想を持ちました。

なんだろう…確かに太くはあるんですけど、アコギみたいな感触でほどよく手に馴染んでくれるんですよ。オープンコードとかめっちゃ弾きやすい。

ヤマハパシフィカとエピフォンレスポールのネック比較
左がパシフィカ、右がレスポールジュニアのネックです

むしろこの太さとセットネックなのが相まって『強く握っても大丈夫そうだな』という安心感が生まれてます。
単音弾きでも親指に安心して力を加えられ、そこを起点にガツガツ弾いていけます。全然弾きにくくないです。僕の手が大きいわけでもないのに。

立ちながらハイフレットの単音弾きをしようとしたりすると流石に弾きづらくなり、その辺りのフレットを多用される方はフェンダー系を選ぶのが得策なのかなという気はしますが…10フレットぐらいまでなら全然レスポールの方が弾きやすいですよ。
どのような音楽をやるのかによって選び分けましょう。

僕はローフレットのパワーコードを多用しギターソロのほぼないパンク系の音楽をやるので、これからもレスポールを使っていきたいと思います。

重さも欠点だけど余裕で対策可能です

しかし、レスポールが弾きづらいと言われがちになっている原因はネック以外にももう1つあるんですよね。

それはなんなのかというと…重量です。

本家ギブソン製のレスポールスタンダードやカスタムだと大抵3.8〜4.5kgあり、これはギターとしてはとても重いです。(参考:同じくギブソンのSGは3.0〜3.5kg、フェンダーのストラトキャスターは3.2〜3.8kg)

実際に弾いてみると本当によくわかるんですけど、重いギターって座って弾く時は太もも、立って弾く時は肩にすごい負担がかかるんですよね。
弾こうとしてそれらの部位にギターを預けた瞬間すぐずっしり感が来ちゃうので『太もも・肩痛いな…』と感じ、それで気が散っていずれ『弾きづらいな…』と言う感情が生まれてしまうんです。

ただこれはものすごく簡単な対策法があります。

重いレスポールを買わなければいいんです!

前述の通り、本家ギブソン製のレスポールスタンダードは3.8kg〜4.5kgありますが…他メーカー製のコピーモデルなら木材を変えたりボディ内部にくり抜きを作ったりすることによって軽くできているものがあります。

そしてその中でも特に僕がおすすめなのはBlitz By AriaproII『BLP-450』というギターですね。

BLITZ BY ARIAPROII / BLP450 Cherry Sunburst(サウンドハウス)
BLITZ BY ARIAPROII / BLP450 Cherry Sunburst(サウンドハウス)

このギターは重量が3.2〜4.0kgと比較的軽く、かつ実売価格で2万円台後半と格安の値段で売られています。
しかし同価格帯のギターと違い細部のクオリティーは高く、出荷前の調整等もしっかり行われているもので特に初心者さんへおすすめできるレスポールです。

BLITZ BY ARIAPROII / BLP-CST Black(サウンドハウス)
BLITZ BY ARIAPROII / BLP-CST Black(サウンドハウス)

カスタムをモデルにしたタイプもあります。
この『BLP-450』に関しては詳細をこちらの記事に書いてますのでよろしければご覧ください。

まとめ

ということで、今回は『弾きにくいと言われがちなレスポールのネックを僕は弾きにくいと感じなかった話』『重さという欠点を回避できるおすすめレスポールの紹介』をしていきました。

レスポールは『音は良いけど弾きやすさがね…』みたいな評価を受けることが多いギターですが、僕は弾きにくさ全然感じないんですよね本当に。
フェンダー系ギターと違いセットネックで頑丈なので力入れちゃったりしてもOKですし、懐の広いギターだなと感じております。

そもそもギターって見た目のかっこよさとかロマンに惹かれて弾きたくなることが多いので、他人の評価とか気にせず自分が見た目で気に入ったものを選んじゃって良いと思うんです。
レスポールが本当に弾きにくいギターなら70年以上にわたって愛されるはずないですから。
ジミーペイジやスラッシュ、松本孝弘や喜多建介などのミュージシャンも長年愛用してるわけですし、好きなら相棒にしちゃって良いギターだと思いますよ。

参考になれば幸いです。
最後まで読んでくださってありがとうございました。