ねぐせ。『ずっと好きだから』の歌詞、ひどすぎる…ティザー映像だけでもわかる作詞能力の低さ。

ねぐせ。の『ずっと好きだから』が支離滅裂だった件のサムネイル わたしの意見

名古屋を拠点に2020年から活動を始めた自称ロックバンド『ねぐせ。』

Saucy Dogやマカロニえんぴつなどに酷似したポップスのごとき歌詞と、それに似合わないほどロックに寄ったバンドサウンドを合わせ、10代20代の若者から少しだけ人気を博しています。

しかし今月14日にテレビ朝日系列の『熱闘甲子園』テーマソングとして採用された曲『ずっと好きだから』のティザー映像を公開したところ、歌詞の酷さ誤字の多さから色んな人にツッコミを受け炎上しました。

鎮火のために出した釈明文でも大人としておかしい箇所がたくさんあり、火に油を注ぐ結果になってしまっていますね。

話題になっているので僕も見てみました。
そしてその結果、『ひどいなこのバンド…』って思いました。

今回はそんな僕が感じた『ねぐせ。』『ずっと好きだから』についてのひどくておかしい部分を解説していきたいと思います。それではどうぞ。

こんな作詞能力で人気あるってマジぃ…?

『ずっと好きだから』のひどさ

最初に『ずっと好きだから』詞のひどさについて。

この曲フルではまだ公開されてないのですが…今月14日と20日に公開されたティザー映像2本だけでもツッコミどころ満載だったので、それらを解説しますね。

まず1本目(おそらくサビ部分)をご覧ください。

サビ

『ずっと好きだからやれてきた』
『そっと隙間からこぼれ涙』

『ずっと好きだ』と『そっと隙間』で韻踏んでるつもりなんだろうけど、なんか微妙に歯切れ悪いなここ…

無理やり感をものすごく感じます。

てか『隙間』ってなんだよ。どこのことだよ。

まあ目と頬の隙間のことだと思いますけど…
無理やり韻踏もうとしちゃってるからそこに関する説明の詞が一切ないんですよね。

最初の5秒聴くだけでもう『あ、このバンドダメだな』ってわかる詞です。
しかしその後もおかしさは続きます。

『あの人の優しさの大好きを一緒にありがとう』(0:06〜)

は…?

え…何これ日本語…?

もうメチャクチャ。意味不明すぎますよ。

作詞をしたギタボの人が『これでいこう!』ってなったのがまずおかしいし、この詞を見せられたメンバーが『いいんじゃね…?』ってなったのもおかしいし、プロデューサーやスタッフが誰一人止めなかったのもおかしい。

こんな日本語怪しい歌詞書いちゃうやつが人気博して平然とお茶の間に出てきちゃってる世の中もだけどさぁ…全部おかしいよ。

まあこれはおそらく…
『ねぐせ。』はTiktokから有名になったのでリスナーがちゃんと歌詞を見てくれることがほとんどなく、歌詞がメチャクチャでも誰からも指摘されることがないままここまで来ちゃったパターンでしょうね。
Tiktokキッズは曲をBGMのように使うため、音に『エモさ』『それっぽさ』があれば歌詞がメチャクチャでも一切気にしないので。
この詞はその延長線上で生まれたのでしょう。

ここにきて自分たちのイチャイチャ映像をそれっぽいラブソングに合わせて見せつけることしか能がないTiktokキッズどもの悪影響が出ちゃってるよ…

それでもまあこの曲を擁護することはできませんけどね。
日本人なんだからまともな日本語の使い方ぐらい普通わかるでしょ。
最低限日本語として成立してる詞ではあれよ。

『嫌なら聴くな』と喚くねぐせファンもいるかもしれませんけど、この曲にそのセリフは禁句です。
タイアップ先のコンテンツに触れてたら”嫌でも勝手に聴こえてきちゃう”のがタイアップ曲ってもんなので。
『嫌なら聴くな』は通用しません。

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Aメロ〜Bメロ

続いてはAメロ〜Bメロ部分のおかしさについてです。

この部分のティザー映像については誤字がいっぱいあったみたいですが(↓の動画は修正版です。しかしまだ誤字あります)、それらはネット上で既にたくさんの人からツッコミを受けているのであまり触れず歌詞の酷さだけを解説していきます。

『前を見てる君に世間の外野なんて聞こえない』(0:05〜)

いや高校野球のテーマソングで『外野なんて聞こえない』はまずいだろ…
外野手の掛け声聞こえなかったら内野手とぶつかっちゃうじゃん(笑)

まあ『世間の』って付けてるんでそういう意味で言ってるわけじゃないことは百も承知ですが…意味が違っても言葉自体は同じなんで結局不適切だと思います。

そもそも『世間の外野なんて聞こえない』って日本語がまずおかしいですね。
『他人の言う嫌味や中傷は聞こえない』ってことが言いたいなら『外野の声なんて聞こえない』でしょ…(それでも高校野球のテーマソングとしてはめちゃくちゃ不適切ですけどね)

そしてその後もひどいです。

『聞こえるのは歓声と日々に送る宣誓』(おそらく『送る』は『贈る』の誤字です)
『時に我慢反省だから今が完成』

いや”我慢反省をしてるからそれが完成”ってどういうこと…?
意味わかんない。

反省するようなことがあるならその時点では完成じゃねえだろ。
何度も言いますけど高校野球のテーマソングですからね?これ。
野球でいう反省って『今日打てなかったな…』とか『エラーしちゃったな…』とかの技術的なところに関するものが多いと思うんですけど、そういう反省をしてる状態って完成では全くないでしょ。
『野球バカにしてんのか』と思われても仕方ないですよこの部分。

まあおそらく”歓声、宣誓、反省、完成”の4つで韻を踏みたかったからこんな歌詞になっちゃったんだと思いますけど…韻を踏みたいがために歌詞がメチャクチャになるって、それアーティストとして低レベルだと思います。

んでその後の『かなり辛い汗と風に載せて贈るファンファーレ』(『載せて』は『乗せて』の誤字)もさぁ…

汗に乗せてファンファーレおくってくんな。汚いわ。

てか汗って言うほど辛いか?

これもおそらく”かなり、辛い、風”の3つの『か』で韻を踏みたかったんだと思いますけど…

さっきから韻を踏むために歌詞メチャクチャになってる箇所多すぎるんだよな…

申し訳ないですが2回目言います。
韻を踏みたいがために歌詞がメチャクチャになるって、アーティストとして低レベルだと思いますよ。

Youtubeのコメント欄にあった『韻に踏まれてる』って言葉が最も適切ですね。この曲。

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釈明文も日本語めちゃくちゃ

そんなこんなで支離滅裂な歌詞の曲を発表してしまった『ねぐせ。』ですが、上記のティザー映像の誤字について指摘された時メンバーの『なおと。』はこう言ってました。

『ですが下記ポストしたときは誤字の件に関して発信したわけではありません。僕たちも気づけてなかった時で誤字の件に関してこのポストしたわけではないです。』
『そこだけはご理解頂けると光栄です。』
『文字のことに関して言ってるという誤解をさせてしまいすみませんでした。』

なんだこの文章…!?

『ずっと好きだから』の作詞をしたギタボの『りょたち。』って人だけじゃなくドラマーまでも日本語めちゃくちゃなのかよ…
ねぐせ。って文章力が終わってないと入れないバンドなの?

こんなかしこまった文体で大量に『を』をつけ忘れちゃってる人初めて見ましたよ。

理解してもらうことを光栄に思うのも意味不明ですね。
普通に日本で日常生活送ってたら、そこに当てはまるのは『光栄』じゃなく『幸い』だって子供でもわかるじゃないですか。よく見る言葉だし。
それすらわからないっておかしいでしょ本当に…

『常識がない』では通用しないレベルの文章ですよ。
本人は『文章が苦手』で済まそうとしてるみたいですけど。

まとめ

ということで、今回は『”ずっと好きだから”の歌詞が日本語として成立してない件』『誤字を叩かれて出したメンバーの釈明文もメチャクチャな件』について話していきました。

いやー…本当にメチャクチャな奴らでしたよね。
韻を重視しすぎて歌詞が日本語として成立しないほどメチャクチャになってる上、炎上を鎮火させようと出した釈明文ではメンバーが更なる日本語能力の低さを露呈させる事態になってしまっていました。

そして…彼らは『ロックバンド』で括られることが多いですけど、個人的にはポップスみたいな歌詞のラブソングばっかり出してる時点でロックなわけないと思うのでそう呼ぶのはやめていただきたい限りです。

クリープハイプやSaucy Dogやこいつらのせいで、ロックが長髪女声サブカル系男の書くナヨナヨラブソングばかりのジャンルだと勘違いされる可能性があります。迷惑ですねぇ…

この記事を読んでくださった方々がそれらの『歌詞や売り方はゴリゴリのポップス(女受け重視)なのに、常識はずれな行動をしてしまった時だけロックを名乗る意味わかんない奴ら』のひどさに気づいていてくださることを祈ります。
最後まで読んでくださりありがとうございました。