『ベテルギウス』
星の方じゃなくて、優里というミュージシャンが2021年に発表した楽曲の方です。
こうやって本来の意味の検索結果を汚染するようなタイトルつけてる時点で個人的にはもう『なんなの…?』と思ってしまいますが…
興味本位で歌詞を見た瞬間、思わず笑ってしまいました。
おかしな所がいくつもあったので。
今日はそれらを一つずつ解説していきますね。
いろんなポップスをまとめて薄くしたような歌詞
まず曲はこちらです。
歌詞を知らない方はどうぞ。
それでは歌詞のおかしさを解説していきます。
1番Aメロ
『空にある何かを見つめてたら それは星だって君が教えてくれた』
は???
いきなりおかしさ満点の歌詞がきましたね。
空に浮かんでる星を『それは星だ』と教えてもらわないと認識できないアラサー何?
空想で、子供になりきって書いたとかじゃないんですよね?
そういう文言一切出てこないですし。
つまりこれはアラサーが真顔で”自分に起こった出来事”として『空にある何かを見つめてたらそれは星だって君が教えてくれた』って歌詞を書いてるということなんですよ…
いや小学生でも星ぐらいはわかるでしょ。
なんでそれが分からないって設定で歌詞書いてるんだよ。誰向けだよ。
まあおそらく『空を見てたら恋愛対象が話しかけてきた』というロマンチックなシチュエーションを演出したかっただけなんだと思いますが、それにしてももうちょっとストーリー練りなよ…って感じます。
『この詞をアラサーが書いてる』って事実との辻褄が合わなさすぎ。
そしてその後には『まるでそれは僕らみたいに寄り添ってる それを泣いたり笑ったり繋いでいく』という歌詞が続いてます。
ん…?『星を泣いたり笑ったり繋いでいく』ってどういうこと…?
この解釈間違ってないですよね?
『星が僕らみたいに寄り添ってて、それを泣いたり笑ったり繋いでいく』って歌ってますよね…?
マジでどういうこと…???(笑)
優里が星を泣かせたり笑わせたり繋げたりするってこと?
おい超能力者か…???
とんでもなく怖い人じゃん…
まあ本当のところは『俺ら人間もあの星みたいに寄り添ってるよな!辛いこともあるけど続いていくよな!』という安っぽい恋愛小説みたいなことを言いたかったのだと思いますが、それもまあまあ意味不明ですね。
そういう例えを歌詞に出すほど星って寄り添いあってるか…?と思います。
本当に『とりあえず良いこと言ってそうなラブソング』を無条件で好む頭メルヘンな層に向けて曲作ってるんだろうな…
いや『本気で良いこと言ってやろうと思って書いて結果これ』である可能性もありますね。
後者だとしたらかなりヤバいです。
1番サビ
そしてサビです。
まず『僕ら見つけあって二人で輝くって約束しただろ〜』と作詞家が10秒で作れそうな友情ソングみたいなことを歌ってます。(ここの歌詞もまあまあ意味不明ですけどね)
問題はその後、『遥か遠く終わらないベテルギウス 誰かに繋ぐ魔法』と歌っているところです。
いやベテルギウスは終わるよ…?
よく言われてるじゃないですか。
ベテルギウスは将来的に超新星爆発を起こして四散するって。
流石にこれ知らないで書いたわけじゃないよね…?
流石に知ってると思いますが、だとしたらベテルギウスを題材にしたことに何か深い意味でもあるのでしょうか。
まああったとしても薄っぺらそうなんでどうでも良いですけど。
ビリミリオンが意味不明だという記事を書いた時、『薄っぺらい詞を書く人なんだな』と理解したので。(その記事はこちら)
てか『誰かに繋ぐ魔法』ってなんだよ。いきなり出てきたな。
なんなんだよ魔法って。この人の詞、全体的に説明不足なんですよね…
サビの最後には『君にも見えるだろう 祈りが』と出てきます。
いやだからなんなんだよそれ。
なんで魔法だとか祈りだとかのセリフがなんの説明もせず唐突に出てくるんだよ。
この記事では省略しちゃってますけど、これらのセリフを連想させる言葉とか一切出てきてないですからね?
友情の話してる時に唐突に『魔法』『祈り』って…怖いですよ。
2番
2番も1番とほぼ同じですが、違うところからおかしなところを挙げます。
『君を辿るたび蘇るよ 君がいつだってそこに居てくれるってこと まるでそれは星の光と同じように今日に泣いたり笑ったり繋いでいく』
支離滅裂すぎるでしょこれ…
てか居てくれることが蘇るってどういうこと…?
まあこういう意味不明なところは1番にもあったのでもう突っ込みません。
問題はその後です。
星の光と同じように、君が居てくれることを繋いでいくってどういうこと…?
この人の詞、説明不足で支離滅裂なだけじゃなく例えも下手なんだよなあ…
何を言いたいのか本当にわからない。
一昔前のポップスを真似して『それっぽさ』を出してるだけ。
こんなんを好んでる人たち、本当に大丈夫か…?
曲聴く時何も考えてないのかな。
普通Aメロ聴いた時点で『ん?』ってなると思うんですけど…
ずっとこの曲の詞について考えてたら頭おかしくなりそうなんでもうここらへんで勘弁してください
まとめ
全体的に説明不足な詞でしたね。
それなのに一昔前のポップスをマネして脈略なく感動要素入れるから変になっちゃってましたね。
こういう曲を好んでる人達、本当に目覚ましてくれ…!
曲が良いわけでもないんですよ?AメロはTiktokキッズの間で4〜5年前から流行し擦られ尽くしてるアコギのアルペジオだし(ビリミリオンも同じようなAメロでした)、メロディも別に普通のポップス。何の新鮮味もない。
しかしこの曲のサジェストに『歌詞 おかしい』とあることだけは救いですね。
ちゃんと気づいてる人もいるんだ。この薄っぺらさに…!
ということで以上です。
僕がこの記事を書くことによって一人でも目を覚ましてくれる人がいたなら最高です。ありがとうございました。
追記
『何でこんな薄っぺらいんだろうな…』と疑問に思って色々調べてみた結果、優里が10代の若者をバカにしていたことが判明しました。
要は彼らを舐め腐って『この程度の歌詞でも雰囲気だけだしとけば売れるっしょ!』と考えていたということですね。だからこんな支離滅裂だったのか…
詳しくはこちら↓
優里、10代をバカにしながら詞を書いていた…意味不明で薄っぺらいのも納得です。