アリアプロの『AGS-200L』というアコースティックギター弦をレビューします。
この商品、サウンドハウスでの価格が430円と(ギター弦高騰中の現在においては)かなり安いです。
しかし、800〜900円もする他社のノンコーティングアコギ弦と比べても遜色ない性能を有していました。
詳しくレビューしていきます。
AGS-200L、コスパが高すぎ
パッケージ
まず、パッケージについて話していきます。
いきなりですが弦を張った直後に僕が撮ったAGS-200Lの写真をご覧ください。
しっかりと1弦ずつ梱包されています。
これ、この価格帯の弦では結構珍しいことです。
(外箱以外は)そもそもの梱包すらされていないものが一番多く、されていたとしても6つの弦をひとつにまとめた雑なものばかりなので。
値段が安くても品質をしっかり保とうとするアリアプロの姿勢には脱帽ですね。
とは言っても梱包の素材はプラスチックなのでそこまでの機密性、保存性があるのかどうかはわかりませんが…ないよりは全然マシですしそれで商品に問題が起こっているわけでもないので気にする必要はないんだろうと思います。
弦の触り心地
続いては弦の触り心地について話していきます。
これは良くも悪くも『普通』だと思いますね。普通のノンコーティング弦です。
ダダリオ等と変わりません。
サラサラしています。
巻き弦はツルツル感も少し入っている感じがします。
張り始めの頃は6〜1弦の全てにおいてザラザラ感がかなり強かったのですが、2〜3日でそれはとれてサラサラになりました。
普通ですね。安さを感じさせる要素はありません。
音
続いては最も重要な要素である音のレビューをしていきます。
まずヤマハのFG820というギターに張って1週間目ぐらいで弾いた時の音源を貼りますね。マイクはIPhoneを使いました。
優しい音がしますね。弾き語りとかにすごく合いそうです。
良いですねこれ。
ギターは3万円の安物、マイクはスマホで録ったとは思えない…
高音弦は適度にジャラジャラ感も含んでいてそれがまた良いです。
まあ音に関する良し悪しは個人の感性で決まる部分もあると思いますが…僕はかなり好きですねこの音。優しさとジャラジャラ感の両方を持ち合わせてる所が気に入っています。
耐久性
最後に耐久性について語ります。
これは…触り心地と同じく『普通のノンコーティング弦と同じ』ですね。
毎日何時間も弾いていれば2〜3週間程度で錆び始めてしまいますし、1日数十分または数日に一回しか弾かないのであれば1〜2ヶ月は持ちます。
僕は1日1〜2時間しか弾きませんが、1ヶ月は必ず持ってくれていますね。
まあ『普通の耐久性』です。
アーニーボールよりは長くダダリオと同じぐらいです。
しかし冷静に考えたらこの弦ダダリオより400円近く安いんですよね。
平然と比較してきてしまいましたが…
コストパフォーマンス高すぎです。
まとめ
この記事のまとめに入ります。
アリアプロの『AGS-200L』はとてつもなくコストパフォーマンスの高いアコギ弦でした。
430円という価格であるにもかかわらず音が良く、梱包も丁寧でしたね。
触り心地や耐久性といった部分に関しては普通ですが、それはこの弦より400〜500円ほど高くなってしまっているノンコーティング弦達と比較しての話です。価格差を考えたらすごいことだと思いますよ。
昨今のギター弦高騰でお困りの方、またそうでなくとも安くて良いアコギ弦を探している方におすすめできる商品です。