僕はこれまで低価格帯のギターを5本、様々なメーカー(ヤマハ(×2)、エピフォン、バーニー、バッカス)から買ってきました。
そしてその結果『この価格帯ならバッカスが圧倒的に良いな…』と思いました。
今回はその理由を一つずつ書いていきますね。
バッカスをすすめる理由
これは僕が所持しているバッカス・BMS-1Rというギターです。
去年5月にSOAR MUSIC(バッカス堂)のホームページにて買いました。
1万7000円というエレキギターにしてはとても安価な値段で売られていたので届く前は『品質とか大丈夫なのかな…?』と不安だったのですが、それは杞憂に終わりました。
弦高がしっかり調整されているッ…!
これは開封直後すぐに撮った写真です。
見ていただければわかる通り、弦高が低めの位置にしっかり調整されています。
『え、その程度のこと…?』と思われた方もいるかもしれません。
しかし低価格帯だとこれができていないメーカー、ショップは結構多いです。
実際僕が今まで買った1〜3万円台のギターは、このギターを除き弦高がかなり高めでした。
島村楽器など王手チェーン店で買ったものもあるのですが、それも同様に弦高高めです。
高い弦高にも『音の輪郭がはっきりする』というメリットは一応あるものの…弦高が低めのギターに比べて弾きにくいことは間違いないです。
とくにこの価格帯は今まさにギターを始めようとしている初心者さんが買うことが多いと思いますので、エレキに関しては弾きやすい方が良いでしょう。(アコギは座って弾くことばかりですし基本コードストロークしかしないので多少弦高が高くても問題ないです)
これがバッカスをおすすめする1つ目の理由ですね。
無調整、無改造で問題なく使い続けられる
2つ目の理由は『無調整、無改造で問題なく使い続けられる』という点です。
僕は去年5月にBMS-1Rを買ってから、調整や改造などを一切せずにこの1年半使ってきました。(もちろん弦交換や指板磨きはやっていますが、それくらいです)
そして今も僕のBMS-1Rは元気に音を出しています。
この1年半、何のトラブルも無くです。
これまた『え、その程度のこと…?』と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかしこの価格帯のギターではこれが結構すごいことです。
無調整でトラブルもなく使い続けられるなんてのはこの価格帯では本当に稀で、僕が今年の初め頃に3万円ちょうどで買ったバーニーSGですらトグルスイッチの故障で2回もリペアショップ行きになってますから。(中古だったので単純比較はできないですが…)
もちろん個体差はあると思うので、たまたま僕の運が良かっただけである可能性も否定はできません。
しかし、杜撰なことをするメーカーならここまで何のトラブルもないというのはありえないことだと思います。
付属のケースが意外と丈夫
僕が買ったBMS-1Rにはソフトケースが付属していました。
これです。
一見ペラッペラのように見えますが、実際触ってみると意外ともふもふしてますよ。
実はBMS-1Rを買った直後、このケースに入れた状態でギターを倒してしまったことが1回あるのですが…未だ僕のBMS-1Rはピンピンしています。
結構丈夫なんですよね、このケース。
これもバッカスをおすすめする理由のうちの1つです。
社外品のケースを別途買う必要性は一切ありません。
最後に
と、ここまでかなり褒めてきましたけどギター自体は正直別に普通です。
音も普通の安価なシングルコイルギターって感じですし、特筆するところはありません。
しかし僕の言う『普通』というのは3万円のパシフィカ112Vや6万円のエピフォンレスポールジュニアを基準にしているので、この価格帯でその普通が手に入ること自体が結構すごいのではないか…?と最近思い始めています。
他の安価ギターがトラブル続きなので。
『ちゃんと弾ける普通のギターをまず1本欲しい!』という方に強くおすすめできるメーカーですね。バッカスは。
参考になれば幸いです。