どうも。GreenDayマニアです。
今回はビリージョーアームストロング(以下ビリー)の使用ギター、アンプ、エフェクターについて、有名なものを1つずつ解説していきます。
ビリーの機材
ギター
ブルー(ストラトキャスターのコピーモデル)
まず最初に取り上げるのは、ビリーのギターとしては最も有名な『ブルー(ストラトキャスターのコピーモデル)』です。
出典:https://guitar.com/features/opinion-analysis/more-unusual-first-guitars-that-guitarists-started-their-careers-on/
このギターは『フェルナンデス』という日本の会社が1982年に製造したもので、当時の実売価格で300ドルほどでした。
ピチピチの小学生だったビリーがお父さんから『ブルー』という名前と共に与えてもらったらしいです。
なおそのお父さんはちょうどそれと同じ年に亡くなっています。
ビリーにとっては形見のようなもので、絶対に手放せないギターなんですよね。
事実ビリーはこのギターを40年以上にもわたって使用してきていますし。(今でもライブ等で頻繁に見れます)
ギターそのものについての解説に移ると…外見では斜めに取り付けられたリアのハムバッカー(セイモアダンカンSH-4)が目立ちます。
これビリージョーが自分でつけたらしいです。
リアピックアップ周辺の木材やピックガードを自分で削って取り付けたらしいです。
ものすごいDIY精神ですよね。
めちゃくちゃ大変なことなのにそれを自分1人でやってのけるという…まさにパンクです。
出典:https://loudwire.com/green-day-young-billie-joe-armstrong-video/
改造される前のブルー(と若き日のビリー)の写真も貼っておきます。
こう見るとだいぶ色褪せてますね、今のブルー。
ギブソン・レスポールジュニア
次に取り上げるのはギブソンのレスポールジュニアです。
これもビリーの使用ギターとしてはかなり有名ですよね。
彼はこのギターを90年代後半に買い、2000年代や2010年代には不動のメインギターとして使用していました。
そのため『ビリーといえばレスポールジュニアっしょ!』という考えを持っている方も多数いらっしゃるのではないでしょうか。
このレスポールジュニアに関してビリーは本当にたくさんの年式、たくさんの仕様のものを持っているため『彼のレスポールジュニアは◯◯製です!◯◯が特徴です!』みたいな感じで詳細を語っていくことはできないのですが…最初に手に入れたのがサンバーストの1956年製のものだということだけは判明しています。
引用:https://whatgear.com/pro/billie-joe-armstrong/gibson-les-paul-junior
また、人前で弾いてるのを見る機会が最も多かったのは白のやつです。
まあこれ↑は僕が去年買ったエピフォン製のものなんですけど、見た目はビリーのギブソン製のものと全く一緒ですね。
なおこのエピフォンレスポールジュニアはビリーのシグネチャーモデルです。
本物そっくりな見た目にハードケースまでついてきて新品6万円でした。
以前レビュー記事を書きましたので、気になる方はぜひご覧ください。
ギブソン・レスポールカスタム
3つ目に取り上げるのはギブソンのレスポールカスタムです。
近年ビリーはこのギターを頻繁に使用しています。
出典:https://www.billboard.com/culture/pride/billie-joe-armstrong-slams-transgender-panic-1235584370/
このギターに関しては詳細がまだ世に出ていないため詳しいことを語れるわけでは全然ないのですが…見た目からすると、ギブソンカスタムショップの『1957 Les Paul Custom Reissue』にかなり近いことはわかりますね。
バインディング、コントロールノブ、ペグなどの仕様がそれにそっくりです。
最新アルバム『Saviors』のレコーディングでも使用しているようで、それっぽいハムバッカーの音を頻繁に聴くことができますよ。
他のギター
その他にもギブソンのES-175やフェンダーのジャガーなどを使用しています。
出典:https://www.billboard.com/music/rock/bille-joe-armstrong-manic-monday-cover-susanna-hoffs-9352362/
しかしこのあたりのギターについてはレスポールカスタムと同じく不明な点が多く、英語版のWikipediaなどを見てもほとんど情報がなかった上に私自身もこれらについては詳しくないため解説できません…すみません。
ただ、ES-175においてもジャガーにおいても標準モデルではないということは言えそうです。
ピックアップがP90タイプになっているので。
アンプ
アンプについてはもうずっと不動のメインとなっているものがあります。
それはマーシャルの1959SLPです。
いわゆる『プレキシ』ってやつですね。
ビリーはDookieの頃からこのアンプを使用し始め、今日に至るまで(ライブでは)基本的にずっと使い続けています。
音に関しては淀みのない綺麗なクリーンサウンドと非常にジャキジャキしていて味のあるドライブサウンドが特徴的で、70年代のハードロックのような魅力のあるサウンドが出せます。
ものすごくジャキジャキした良い音が出てますよね。
これぞビリーの音って感じします。
まあ2000年代以降はハイワットアンプとかも結構使ってるみたいなのでこの音からは若干離れていっちゃいましたけど…90年代はもうまんまこの音を出してましたよ。
Dookie、Insomniac、Nimrodなどのコピーがしたい方は真似しましょう。
一応他のアンプでもセッティング次第で似た音が出せなくはないですが…やはり若干違うので、そのような方は後述の歪みエフェクターを使うことをおすすめします。
エフェクター
エフェクターについても解説します。
BOSS BD-2
1つ目はBOSSのBD-2です。
1995年に発売された、青い筐体が特徴的な歪みエフェクターですね。
軽めのクランチからディストーションまでの幅広い音が出せ、なおかつその音がジャキジャキしていて使いやすいことから1995年の発売以来多くのギタリストに愛されてきています。
そしてビリーは2000年代以降このエフェクターをギターソロ等のブースターとして使用している模様です。
参考になりそうな動画を貼ります。
BD-2をブースターとして使用することで、めちゃくちゃビリーっぽい音が出せていますね。
ファズにも少し似ているようなジャキジャキ感がふんだんに含まれていて、Dookieの音に近い印象を受けます。
ただこれはアンプの特性ではなく完全にBD-2の特性なので、『1959SLPは買えないけどビリーの音が出したい!』という方はぜひBD-2を買いましょう。
0:09からめちゃくちゃ良い音出てます。
やはりビリーっぽさの正体はBD-2のようですね。
Dookieの音を目指しているのであればこのエフェクターがキモとなりそうです。
TS-9
2つ目はIbanezのTS-9です。
もう言わずと知れたオーバードライブの王道ですよね。
ビリーはこのエフェクターをこれまたブースターとして使用しています。
1959SLPで作った歪みサウンドに加える形で。
『それがどんな音なのか知りたい』という方もいると思うので1959SLPタイプのアンプにTS-9タイプのエフェクターをかけ、ストラトキャスターでBasket caseを弾いている方の動画を貼ります。
BD-2からファズっぽさをなくしたようなオールマイティーな歪みサウンドですね。
かといってビリーっぽさは全く失われておらず、Dookieのようなアタック感満載な音が出ている印象を受けました。
『昔のビリーのような音を出したいけど、BD-2はジャキジャキしすぎててちょっと…』という方はこのTS-9を使うのが最適解となりそうです。
TR-2
最後に紹介するのはBOSSのTR-2です。
Boulevard of Broken Dreamsで使われていたトレモロエフェクターですね。
全体的な音の傾向としては『ザ・トレモロ』といった感じのオーソドックスな雰囲気を醸し出していることが特徴です。
また『WAVE』というツマミを上げたり下げたりすることによってなめらかで優しい音から銃声のような激しい音まで幅広く出せるので、最初に買うトレモロエフェクターとしては最適とされています。
これまで紹介してきたもの達と同じく、王道なんですよね。
ビリーは王道が好きなようです。
まとめ
ということで、今回はビリー・ジョー・アームストロングが使用しているギター、アンプ、エフェクターなどの機材について紹介していきました。
ストラトキャスターやマーシャル、BD-2などの『王道』とされているものを好んで使ってましたね。
これからグリーンデイのような音楽をやりたい方、またグリーンデイのコピーがしたい方々はそれらと同じ機材を選べば間違いないんじゃないかと思います。
本記事がビリーへ憧れている方々にとっての参考になれていれば幸いです。
最後まで読んでくださってありがとうございました。