セカオワ深瀬に『薄っぺら…』と思ってしまった理由。自己矛盾してるしファンは狂信的だしで怖いです。

セカオワ深瀬に『薄っぺら』と思ってしまった理由のサムネイル わたしの意見

2007年に結成され、今日に至るまでいくつかの大ヒットを飛ばしてきたバンド、SEKAI NO OWARI(以後セカオワ)。

特に2010年代前半の勢いは凄かったですね。
ポップな音やメロディに奇抜な歌詞やステージ衣装を合わせ、それが当時10〜20代の若者の間に大受けしていました。

かく言う僕も当時セカオワにハマっていた若者の内の1人です。
友達から『Tree』を借りて聴き、『Death Discoとかなんかよく分からんけど歌詞に皮肉がこもっててスゲー』とキッズ特有の未熟な感性でハマってしまっていました。

しかし、20代になった今は彼ら(特に深瀬)に対して『めちゃくちゃ薄っぺらいな…』と思っています。
なぜそう思うようになったのか、今回はそれを話していきますね。

セカオワ深瀬の浅さ。一部で『嫌い』と言われるのも分かります

『まだギター使ってんの?』

まず、すべての大元となったこの発言をご覧ください。

Fukase:そうですね。結構、外界に触れないでここまで来たから。他のバンドを見てると、「今時、まだギター使ってんの?」とか思うし、「まだギター・ロックやってるんだ?」って思うし。自分たちはそれとは全然違う方向性だから、何とも思わないけど……でも、俺は寂しがり屋だから、自分の音楽がずっと残っていったらいいなと思う。イギリスのロックを真似してるような音楽をやってたら、長い間残ってくれないだろうなと思うから。

SEKAI NO OWARIニューシングル「炎と森のカーニバル」インタビュー

『今時、まだギター使ってんの?』
『まだギターロックやってるんだ?って思うし。自分達はそれとは全然違う方向性だから、何とも思わないけど(一瞬で矛盾)』

まあこの発言だけだったら単に『イキってるポップスミュージシャンだな〜』としか思わないんですけど…問題はこれを言った場にNakajin(セカオワのギタリスト)も居たということです。

いや人に対する配慮ができなさすぎでしょ…

しかもNakajinって深瀬とは中学時代の同級生で、結成当初から現在に至るまでずっと一緒に活動してるメンバーですからね。

ビートルズ末期のジョージハリスンみたいに揉めていた他メンバーに対する牽制のためこういう発言をしたのでは全くないわけで、ただ唐突にロックンローラーを煽りたいがためNakajinを巻き込んだんです。

あのさぁ…初期のセカオワのバンドサウンドを支えてくれたNakajinに対してそれはあまりにも酷くないか?って思います。
『要らない』って言ってるのと同じですもん。中学時代から彼にギター弾いてもらいまくってきたのに。

イキった発言するのは別にいいけど、場所ぐらいはせめて選びなよ…

ファンのズレてる気持ち悪さ

そして、つい最近上記の発言がぶり返された時一部のセカオワファンはこう言ってました。

『そうだ!ギターはオワコンなんだ!現に最近のポップスでは使われなくなってきてる!Fukaseの見解は正しかった!』

いや深瀬が『まだギター使ってんの?』って言った時点で欧米では既にギター廃れてたからね?

『深瀬が上記の発言をする→ギターが使われなくなる』
↑これは間違いです。

『欧米でギターが使われなくなる→深瀬が上記の発言をする』
↑この流れが正解ですからね?

ちょっとでも音楽知ってる方ならわかると思うんですけど、90年代後半あたりから欧米ではヒップホップやR&Bが主流になってきてて、ポピュラーミュージックではギターの音聴けなくなってます。

『まだギター使ってんの?』発言はおそらくそれを踏まえた上でのものだったんですよね。

しかし一部のセカオワファンはそれを理解できず、『Fukaseは正しかったんだあああ!ほら!彼の言った通りギター使われなくなってる!』と喚き散らしてて…ズレすぎだし、正直気持ち悪さ感じました

本当にちょっとでも音楽知ってればわかるんですよ。
世界的に見れば2014年(深瀬が上記の発言をした年)の時点でギターは既に廃れてたことなんて。

そんな事すら理解できてなかったのは『あんま音楽好きじゃねえんだろうな』って感じします。
ルックスだけ見てファンになったんでしょうね。

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ギター嫌いの理由も意味不明

そもそもなぜ深瀬がギターをディスったのか、本人の説明があるのでそれを見てみましょう。

『限りある音の組み合わせで音楽を作るという数学的なものに不自由さを感じた』そうです。

いやそれギターに限った話じゃなくない…?

声もピアノもドラムも、全部出せる音には限りがあるでしょ。

なんで音楽全体が否定されてしまうような理由でギターだけを否定してんの?

これちょっと本当に意味わかんないですよ…

音楽って楽器問わず全て限りある音の中から良いなと思ったものをピックアップして作り上げていくものだと思うんですけど。

『この人はそもそも音楽自体が嫌いなのかな?』と解釈されても全くおかしくない発言ですよね。

意味不明です。

そして結局ギターを使う深瀬

そんな感じで2010年代に『ギター嫌い』であることを全力でアピールし時には同じバンドのメンバーをも煽ってきたセカオワ深瀬ですが、彼が最近どんな楽器を使っているのかというと…

おもいっきりギターです。
しかも古臭い音が出ることで有名なグレッチのホワイトファルコン。

いや自分の言ったことを簡単に翻しすぎでしょ…
なんなのこの人。

『薄っぺらい』という言葉がこれほどまでに似合うことあります?

この写真の時点では例の発言から9年経ってるので心変わりしたということでしょうか。

その程度の期間自分の表現方法を貫けないって時点で薄っぺらいことには変わりないですけどね。

彼の軽蔑の対象であったロックンローラーには何十年も自分のスタイルを貫き続け、結果評価されてる人がいっぱいいるわけなので…どちらを尊敬すべきかは一目瞭然です。

まとめ

ということで、今回は『僕がセカオワ深瀬に薄っぺらさを感じてしまった理由』を話していきました。

良くわからない理論で様々な人を巻き込みながらギターを毛嫌いし、最終的にそれを翻してギターを弾き始めるという…『薄っぺらい』の言葉がとてつもなく相応しい人なのかなって気がしちゃいます。

カッコ良くは全然ないですね。
まあ『僕、この芸能人と付き合ってます!』みたいな公言をしたりでアイドルさながらの売り方してるんでそれは当然ですけど。

かつての僕のように、セカオワのファンはそのようなアイドルさながら売り方や厨二病のような歌詞にハマって『人間としての薄っぺらさ』には気付けてないキッズばかりだと思うんで、目を覚まして欲しい限りです。

最後まで読んでくださってありがとうございました。