【お安い】フェンダー・ムスタングのおすすめモデル3選。初心者さんにも最適な2万円台からです。

オリンピックホワイトのBMS-1R ギター

こんにちは。ニルヴァーナ大好き人間です。

今回は2年前からフェンダー・ムスタングのコピーモデルを探しまくってきた僕が『このメーカーのムスタング、安いのにイイ!』と思ったモデルを3つ紹介していきます。

なおフェンダーが呼ぶ正式名称はムスタングではなくマスタングですが、日本ではムスタングという呼び名が普及しているのでこれに従います。英語は綴りと読み方違いすぎ…

ムスタングのおすすめコピーモデル3選

Bacchus BMS-1R

1つ目に紹介するのはBacchus(バッカス)のBMS-1Rです!メーカーの公式サイトはこちら

実売価格で2万5000円ほどのギターです。
これは僕も所持しております。

オリンピックホワイトのBMS-1R
僕のBMS-1R

なぜこれを最初におすすめするのかというと、コストパフォーマンスが高すぎるからです。

弾きやすいようちゃんと低めに調整されている弦高、メンテナンスをあまりしない僕が1年半以上雑に扱っても何の不具合もない耐久性…

これらが2万円台の初心者向けギターとは思えないんです。
廉価ギターって通常もっと調整雑な上壊れやすいので。
調整に関しては全くしないメーカー(ショップ)もこの価格帯では沢山ありますね。特に中華系。

しかしこのギターは違います。しっかり調整されていました。

BMS-1Rのフレット横
BMS-1Rの弦高です。届いた時点でこれでした。

そのため僕が自分で調整をする必要性は一切なく、届いたままの状態でずっと使い続けられております。

そして耐久性(壊れずらさ)も素晴らしいです。

このギターを買ってから1年半、スタジオに入ったりでバリバリ酷使してきましたが…部品の1つすら壊れていません。
廉価ギターの泣きどころであるペグフレット横の処理全く問題ありません。

というふうに絶賛すべきところの多くあるギターなのですが…

正直音は普通です。

オーディオインターフェイスでパソコンに繋ぎ、ガレージバンドのアンプシミュレーターで録音したBMS-1Rの音。弦はアリアプロ10-46です。

フツーの安いシングルコイルギターって感じです。可も不可もなく。

まあ音にまでハイクオリティを求めすぎるのは酷なので『演奏性や耐久性に優れたハイコスパ安ギター』という認識をしておくのが正解だと思いますね。

しかしエフェクターの乗りが良いため、全然使える音ではあります。
上記の音源11秒からJOYOの『Sweet Baby Overdrive』というエフェクターをかけた音ですので参考までに。

ムスタングに惚れてるのであれば迷う理由はないです。相棒にしちゃいましょう。

【追記】

すみません、今年6月1日に生産終了しちゃったみたいです。
このギターと似たようなものが欲しい方は仕様がめちゃくちゃ似てる下記の『Squier Sonic Mustang』をお求めください…

Squier sonic mustang

2つ目に紹介するのはSquier Sonic Mustang(スクワイヤー・ソニック・ムスタング)です!メーカーの公式サイトはこちら


Squier by Fender スクワイヤー エレキギター Squier Sonic™ Mustang®, Maple Fingerboard, White Pickguard, Torino Red ソフトケース付き

このギターはフェンダー傘下のスクワイヤーブランドから去年発売されたばかりのものです。

仕様はBMS-1Rにかなり似ています。安くムスタングタイプを作ろうと思ったらこうなるんでしょうね。

2つのシングルコイルピックアップ&シンクロナイズドトレモロ&ジャズマスタータイプのトグルスイッチという組み合わせがBMS-1Rと全く一緒です。

しかし違うところもあります。

1つ目はスケールの長さですね。
BMS-1Rは628mmでSonic mustangは610mmです。

スケールに関して、長い方が音が良くなりますが若干弾きにくいです。短い方は弾きやすいですが音の輪郭が若干ぼやけます

弾きやすさに関しては人によるところも当然ありますし、たった1.8cmの違いなので誤差程度のものですけどね。

そしてバッカスとの大きな違いは『スクワイヤーブランドなので扱ってる楽器店が多い』ということです。

この辺りはフェンダー傘下であるという強みを大いに使っていて、街の楽器店に行けばほぼほぼ置いてあります。特に大手のチェーン店では。

そのため『大手チェーンの楽器屋で買い、そこでメンテナンスやもしもの時の修理を受けたい』という方にはバッカスよりおすすめできます。

また、『本家フェンダーの雰囲気を少しでも味わいたい』という方にもおすすめできます。

バッカスがどれだけ良いムスタングを作れたとしても、オリジナルではなくコピーであるという事実は変えようがありません。

しかしスクワイヤーは前述の通りフェンダーの傘下ブランドなので、ヘッドの形状やロゴなどをフェンダーにかなり近づけることができます。

実際Squier Sonic Mustangはフェンダー製ムスタングとヘッドの形状が同じで(バッカスは違います)、刻印されてる文字についても『Squier by fender』とあります。

『少しでもフェンダーを感じたい!でもお安くあって欲しい』という方におすすめです。

Squier Classic Vibe 60s Mustang

最後に紹介するのは同じくSquierの『Classic Vibe 60s Mustang』です!メーカーの公式サイトはこちら


Squier by Fender エレキギター Classic Vibe ’60s Mustang®, Laurel Fingerboard, Sonic Blue ソフトケース付き

このギターは今まで紹介した2つとは価格帯が違い、実売価格で6万円以上もするものです。

それだけの値段がするので当然っちゃ当然ですが再現性がめちゃくちゃ高く、60年代のムスタングを新品のまま現代に甦らせたようなギターです。

トレモロ、フローティングブリッジ、フェンダー設計のアルニコピックアップ、ヘッドの『MUSTANG』という文字のフォントまで一緒ですね。

海外のニルヴァーナファンの方の動画を貼りますが、シングルコイルであるにも関わらずカート・コバーンのようなおいしいディストーションサウンドがちゃんと出せていますよ。
クリーンもかなり良いです。

フロントピックアップとリアピックアップのスイッチを逆向きでONにすればムスタング特有のアウトフェイズサウンドも出せます。(上の動画だと4:49から4:56までの音です)

この音はBMS-1RとSonic mustangでは出せません。
スイッチの仕組みが違うので。

値段が高くなってもいいから本家と全く同じ機能を持ったムスタングが欲しい!』という方におすすめです。

最後に

ここまでで3つのムスタングコピーモデルを紹介してきました。

ご自分に合いそうなムスタングは見つかりましたでしょうか?
見つかったのであれば嬉しいです。

なぜならこれ以外の安価ムスタングはあまりいいものがないからです。

フォトジェニックとか特に。
もうブリッジ見た時点で『あ、これ酷いな』ってわかりますよね。ジャズマスタータイプの使い回しで。

BMS-1RとSonic mustangのブリッジもストラトタイプの(おそらくは)使い回しですが、それには『チューニングが安定する』『弦交換が容易になる』などのメリットがあります。
実際ムスタングの愛用者であるChar氏もストラトタイプのブリッジに交換していますし。

しかしジャズマスタータイプのブリッジにはそれがないどころか弦落ちしまくる欠陥ブリッジなので本当に『ただ安く作れる』だけです。

そのほかのメーカーも生産停止していたりでアフターサービスに信頼が置けないものばかりなので、安価なムスタングを買うならバッカスかスクワイヤーを強くおすすめします。