こんにちは。
友達いなさすぎてバンド組む時にネットを使うしかない哀れな男です。
僕は今年の2月からOURSOUNDSとジモティーを利用し集めたメンバーでバンドを組んでいました。
しかしそのバンドはつい最近解散になりました。
活動期間にして約1ヶ月半、一緒にスタジオへ入って演奏した回数はなんとたったの2回!
本当に一瞬にして儚く散りました。
今回はそのバンドで何が起きたのか、なぜ解散になったのかなどの顛末や『ネットを使ってのバンドメンバー募集ってやっぱり欠陥しかないな…』と再認識した理由などを話そうと思います。それではどうぞ。
ネットで組むバンド、もう嫌だァ…
事の顛末
まず、僕は今年1月にOURSOUNDS上にて『ブルーハーツやミッシェルガンエレファントが好きな方募集!』と謳ってバンドメンバーを募集していました。
そしてそれに応募してきてくれたのが僕より1歳年下のギタリストとベーシスト(ともに男性)でした。
メッセージを色々と送り合ってみて『どちらも誠実に返信してくれるし、良さそうな人だな』という印象を受け、実際にカフェで顔合わせをしてからもその印象は変わりませんでした。
ギタリストの子、ベーシストの子ともにロックがすごく好きそうで『合うな』と思っていました。
顔合わせ後には『このバンドでミッシェルみたいな力のあるガレージロックをやるぞ!』と意気込んでいたのを思い出しますね。
実際にはオリジナル曲すらできなかったわけなんですけど。
そして、その3人での顔合わせを終えた直後あたりにジモティーで7歳年上の男性から『ドラムやりたいです!』と連絡が来ました。(ジモティーでも募集していたので)
音楽の趣味を聞いたところ微妙に僕らとズレていましたが(僕らはブルーハーツやミッシェル、彼はクロマニヨンズやバースデイが好きといった感じ)、ドラマーはそもそもの数が少なく集めるのが本当に大変なので二つ返事で『ぜひお願いします』と返してしまいました。
そして僕含めたこの4人で顔合わせとスタジオ入りをすることになり、いざ当日…ドラマーの彼は事前に伝えたコピー曲のイントロ、アウトロの小節数をガッツリ間違えてきました。
そしてそのせいで僕、ギタリスト、ベーシストの3人はうまくノれませんでした。
まあそりゃそうだよな。音楽の趣味が微妙にズレてたんだもん。
あんまりやる気出ないだろうし、間違えて覚えてきても不思議ではないよな。
一応指摘はしておきました。『小節数(尺)間違えてますよ』って。
しかし、それで『流石に次回は直してきてくれるだろうな』と考えたのが甘かった…
なぜなら、次のスタジオ入りになってもドラマーは前回と全く変わらず尺を間違えていたからです。
そして、ベーシストの子までも2回目のスタジオ入りで新たにコピーする曲のベースリフを覚え間違えてきました。
本当に『えぇ…?』って感じでしたよ。
そしてさらに問題だったのが、それらの間違いを指摘できるのが僕一人しかいなかったってことです。
本人以外『間違えてんなあ…』って気づいてたのにですよ…?(後から聞きました)
僕以外誰も指摘をしない。ずーっと何も言わず地獄みたいな表情しながら佇んでるだけ。
この辺りで僕は『なんなんだこいつら…?本気でバンドやりたいの俺だけなのか…?』という気分になってしまっていましたね。ギタリストとベーシストは曲の合間にスマホいじり始めてたし。
そして、その2回目のスタジオ入り直後にベーシストは『コピー元のバンドへのリスペクトが足りない』『このバンドで演奏している自分をかっこいいと思えなかった』とかLINEで言いながら辞めていきました。
2回目のスタジオ入りで曲のベースリフを間違えてた『リスペクトが足りない人間』は誰だよ。と思いましたがまあ言いませんでしたね。
その後は雪崩のようにドラマーも辞めていき(しかも無言で。間違いを指摘されたのがよほど嫌だったのかな)、僕とギタリストの2人で『2回目のスタジオ入りが地獄だったから合わなそうだし解散しようか』って話になり解散しました。
ちなみにギタリストは既読無視の常習犯でした。OURSOUNDS上での態度と違いすぎ。
バンドメンバー募集サイトでバンドを組むことの欠点
以上の経験を経て再認識した『バンドメンバー募集サイトでバンドを組むことの欠点』を挙げていきたいと思います。
音楽以外での関わりがなく友情が芽生えない
1つ目の欠点は『音楽以外での関わりがなく友情が芽生えない』です。
バンドメンバー募集サイトで知り合った人と会うと、基本的に音楽の話ばっかりしますよね。
会う場所も『スタジオ』『ライブハウス』といった音楽に関する施設ばかりだと思います。
音楽に関わらないところで会うことは一切ありません。
そんな関わり方で友情なんて芽生えるはずがないんですよね。
そして、それを改善すべく遊びに誘ってみたりしてもバンドメンバー募集サイトを使ってる人は『音楽だけできるサバサバした人間関係』を求めてることが多いため8割方断られます。(経験済み)
いやぁ…友情を感じられない奴らと音楽やるの、キッツイぜ…?
スタジオ内での空気地獄だし、演奏でも合わせにいきづらいし、そもそも合わないし。
メンバー間で友情が芽生えてないのに良い音楽をやれてるバンドがもしいるのなら教えて欲しいです。
僕は1つも知りません。
友達じゃないので指摘がしづらい
2つ目の欠点は『友達じゃないので指摘がしづらい』です。
1つ目の欠点で挙げた通り、ネットで集めたバンドメンバーに友情を感じる事ってとても難しいので、彼らに対しては『友達』ではなく『他人』という認識になってしまいます。
そのため、誰かの作ってきたフレーズが微妙だったり演奏を間違えてたりしても指摘しづらいんです。
上記の話なんかもまさにこれでしたね。
まあ僕は意を決して指摘しましたけど、メンバーがそれに応えてくれることはありませんでした。
音楽関係なく元からの友達だった人とワイワイバンドやれてたとしたら『お前そこ間違えてね?』『ここのフレーズはもっとこうしたほうが良くね?』などとちゃんと言い合えるんだと思います。
しかしネットで集めたバンドメンバーとはちょろっとやりとりしてちょろっと顔合わせして数回スタジオ入ってみただけの友情なんて一切芽生えてない状態で音楽をやらなければならないので、『嫌われるの上等!』ってスタンスにならないと他人に指摘をするのは難しいです。
というか『嫌われるの上等!』ってスタンスでやってたらほとんどの場合孤立します。
『メンバー間での指摘ができない』ということは『良い音楽の生まれる土壌がない』ってことと同じだと思うので、ポールマッカートニーレベルの天才でもいない限り良いバンドにしていくのはまず無理ですね…
関係が薄っぺらいので意欲のあるメンバーが少ない
3つ目の欠点は『関係が薄っぺらいので意欲のあるメンバーが少ない』です。
バンドメンバー募集サイトで知り合い、その日初めて会った人と『今日から売れることを目指して共にバンドやりましょう!』って話になったとしても『んでこいつらどういう人間なの…?』って感じでいまいちピンとこないと思ってしまうことがあるんです。
同じようなことを何回も言いますけど、ネットで知り合ったバンドメンバーって最初の頃は『音楽以外の話をほぼせず、人となりもろくにわからないような人達』ですからね。
音楽関係なしで元からの友達だった人達と『今日から売れることを目指してバンドやろうぜ!』ってなるのとは全然違いますし、意欲に差が出てしまうのも当然だと思います。
まあそれでも僕は(上記の解散したバンドでは)メンバーを集めた張本人でしたしバンドやりたかったので、積極的にLINEしてスタジオ入りの提案をしたりライブハウスへ誘ったりしていたんですけれども…他のメンバーは1〜3日遅れで返信してきましたね。
それもめちゃくちゃ短い文章で。(『OK』か『ごめん無理』ばっかりだった)
ほんとに僕以外誰も意欲なかったので『関係性が薄っぺらいと意欲出ないんだろうな』と感じました。
まとめ
ということで、今回は『ネットで組んだバンドが1ヶ月半で解散になった話』と『ネットを使ってのバンドメンバー募集ってやっぱり欠点ばかりだなと再認識した理由』を話してきました。
もう本当に致命的な欠点だらけでしたよね。
そしてそれらの全ては『バンドメンバー募集サイトを使ってる人は音楽だけできるサバサバした人間関係を求めてることが多い』という理由から来てました。
約一年半バンドメンバー募集サイトを使って、それをひしひしと感じます。
『いきなりスタジオ入って合わせちゃいましょう!』とか言ってくる人も結構いるし…
バンドを組むならまず人として合うのかどうかを音楽以外のところで確かめたい僕です。
心が通じあってないのに上っ面の音だけ合わせていてもそんな関係で長続きするなんてありえないので、まずそういうところから確かめないとダメだと思うんです。
しかし同じような考えを持ってる人がメン募サイト上にほとんどいなくて悲しい…
でも使い続けますけどね。バンドやりたいんで。
いつかは合う人と巡り会えるっしょ!
そう願うしかないです僕は。