Epiphone Billie Joe Armstrong Les Paul Juniorのレビュー。安くてハイクオリティなシグネチャーギター

Epiphone les paul junior ギター

こんにちは。
今日はEpiphoneのBillie Joe Armstrong Les Paul Juniorのレビューをします。

買ったのは去年の4月なのでだいぶ遅ればせながらのレビューにはなってしまいますが、10ヶ月使って良いところも悪いところも明確に見えてきましたのでそれも含めて記していきます。

Epiphone Billie Joe Armstrong Les Paul Junior(長い)

外観、付属品

まずは外観から!

epiphone les paul junior

正面はこのような感じです。

全体に渡り白い塗装が施されていて、アメリカン・イディオット〜21世紀のブレイクダウン期のビリージョーが使っていたレスポールジュニアにそっくりです。(彼が使っていたのはギブソンですが…)

『カッコいいけど汚れは目立ちやすそうだな…』と届く前に気にしていましたが、実際そんなことはなくむしろ白なのでホコリ等目立ちにくいです。

ピックアップ、ピックガード、ボリュームノブ、トーンノブらは黒で統一されています。
モノトーンでかっこいいですね。

ノブ類はギブソンレスポールジュニア、スペシャル等と全く同じモダンギブソン仕様です。
忠実に再現されています。さすが子会社。

ギター全体の話に戻ります。裏側も真っ白です。

下部からヘッド側面に至るまで全部白です。

パンク感がものすごく強いですね。ビリージョーが使うのも納得。

ペグはクルーソンタイプで、縦に『EPIPHONE DELUXE』と書いてあります。

現行モデルの本家ギブソンレスポールだと『GIBSON DELUXE』となるところですね。
文字以外は本家と同じなので、ヴィンテージ感溢れてます。

Eppihone Les Paul Juniorのヘッド

そしてその下には!ビリージョーのサインが!!!

これが見たくてビリージョーモデルを選んだまであります。
ネックの裏でさりげなく自己主張する感じがカッコいいのです…!

さらにこのギター、グリーンデイのロゴが入ったハードケースまでついてきます。

移動中にギターを落としたりしてしまっても傷つく心配はなし!

この価格帯のシグネチャーモデルでハードケースまでついてくるというのはかなり良心的ですね。
普通(というかもっと上の10万円クラスでも)ハードケースではなくソフトケースなのが当たり前ですから。

次は音のレビューです。

まずはクリーントーンでAll By Myself〜Basket caseを弾きます。

お次は歪ませてのBasket Case。

録音はフォーカスライトのスカーレットソロというインターフェースを通してガレージバンド(PC版)で行いました。
使用弦は激安で有名なアリアプロの10-46です。

この2つの貧乏セットを使ったにしてはかなり良い音なのではないでしょうか。

ハムバッカーとシングルコイルの良いとこ取りをした感じで、本家ギブソンのP90に近い音ですよね。

歪ませた時の音は特に。
DookieっぽさとNimrodっぽさが混じりあっていて良いです。

見て楽しむだけじゃなく、レコーディングにもバリバリ使えそうですね。

しかしこのギターが本領を発揮するのはスタジオへ行ってマーシャルに繋いだ時なので、この音源は参考程度にしておいてください。

JCM800と繋げばマジで良い音出ます。まんまビリーの音です。

メリット

10ヶ月使って感じたこのギターのメリットです。

  • ビリーのレスポールジュニアが忠実に再現されててカッコいい
  • ジャキジャキ感とズンズン感を両立したような良い音が出る
  • ピックアップはリア一つなので迷う必要がない
  • シンプルなので整備、弦高調整が容易
  • ネックは太くて頼り甲斐がある
  • ハードケースまでついてくるのに(現在は)7万円台、コスパが神

ざっとこの6つが挙げられますね。

前述の通り、外観のクオリティはかなり高いです。

ロゴを隠したらエピフォンだとわからないレベルだと思います。

その上ハードケースまでついてくるのでコストパフォーマンスは本当に最強クラスですよコレ。

デメリット

次は10ヶ月使って感じたデメリットを挙げます!

  • ネックが太くて弾きにくいと感じる時がある
  • エピフォンのフレット仕上げが雑

この記事では初出のものたちなので詳しく解説していきますね。

まず『ネックが太くて弾きにくいと感じる時がある』です。

このギター、ビリーが使ってる56年製のレスポールジュニアを再現したものなのでネックが結構太いんです。アコギと同じくらい。

立って弾く時、低めの位置にギターを構えるタイプだと、フェンダー系ギターから替えた時に『弾きにく…』と感じてしまうと思います。

しかしそれは最初だけで、弾いてりゃすぐ慣れます。

ネックは太くて頼り甲斐がある』をメリットとして挙げましたが、それを感じたのはまさに慣れた時で、そうなると逆にフェンダー系の細ネックを『頼り甲斐ねえな…』と感じるようになります。

そもそもジミーペイジやスラッシュなどの超絶技巧ギタリストも59年製レスポールを使っていたわけなので、結局全部慣れです。

好きで弾いてたら絶対慣れます。安心してください。

そして2つ目は『エピフォンのフレット仕上げが雑』ですね。

これに関して、詳しくはこちら記事をご覧ください→エピフォンの仕上げ、雑じゃね…?

上の記事を要約すると『届いた時点でハイフレットがボロくなったり白くなったりしていた』という事を書いています。

Epiphone Billie Joe Les Paul Juniorのフレット

届いた時は興奮していたので、これを見てがっかりさせられかなり落ち込んでいましたが、演奏に支障はないですし今は全く気にしていません。

このギター、他の要素を含めて考えた時のコスパが高すぎるので。

こういう細かい部分の仕上げが簡略化されることによって、この値段でこのクオリティのギターを発売できているんだろうなと思います。
そのため今は納得しています。

まとめ

  • ビリージョーが使っているギブソンレスポールジュニアを忠実に再現したギター
  • ハイクオリティで音も良い上ハードケース付きなのでコスパはかなり高い
  • フレット仕上げが雑というデメリットはあるが、演奏に支障はない
  • その他のデメリットは(僕にとっては)気にならなかった

総じて『買いなギター』であると言えますね。

僕も本当に満足しています。今後もメインギターとしてバリバリ活躍してもらうつもりです。

ビリージョーのレスポールジュニアに憧れていて『欲しい!』と思っている方はぜひ。
値段以上の価値がある、良いギターですよ。


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