ヨルシカによるサジェスト汚染が酷い件。斜陽、老人と海、アルジャーノン等の被せタイトルやめろよ…

ヨルシカによるサジェスト汚染が酷い件のサムネイル わたしの意見

元ボカロPのn-bunaが発足させ、2017年から活動を始めたポップスユニット、ヨルシカ

活動開始当初から動画投稿サイトを中心に人気を博していて、2020年辺りまでは間違いなく流行の中心から近い位置にいたミュージシャンです。

しかし2021年に発表したシングル『又三郎』から文学オマージュという誰も求めていないことをやり始め、その後は皆さんもご存知の通りオワコンになりました。
(これについて詳しくはこちら→ヨルシカはオワコンだと思う理由。文学オマージュ誰も求めてないって…

そんなヨルシカですが…最近になってもまだオマージュ(笑)をしています。
太宰治の『斜陽』から影響を受けて書いた曲『斜陽』がその代表例ですね。

少し遡れば萩原朔太郎の『月に吠える』やヘミングウェイの『老人と海』、アンドレ・ジッドの『地の糧(チノカテ)』などから影響を受けた曲も発表しています。
そして、ヨルシカはこれらの文学作品のタイトルを丸パクリしちゃってるんです。

おかげで『斜陽』と検索してもサジェストには太宰治ではなくヨルシカ関連の言葉ばかり。
邪魔ですねぇ…

ということで、今回はヨルシカ(というかn-buna)によるサジェスト汚染に対して文句を言ったり、なぜそんなことをしてしまうようになったのか考察したりしていきたいと思います。

『歌詞の意味を考察!』…(笑)

斜陽

太宰治の文学作品『斜陽』

戦後没落した元貴族・太田静子の生き様を描いた小説で、言わずと知れたヒット作です。

先日僕も初めて読んでみて…読み終わった後感慨に浸りながら『この本について詳しく知りたいな』と思い検索エンジンで『斜陽』と検索しました。

するとヨルシカの同名タイトル曲についてのサジェストや検索結果ばかりが目に入ってきました。

ヨルシカによるサジェスト汚染・斜陽

いやぁ…嫌だななんか。

僕はただ純粋に太宰治の斜陽についてのみ知見を広げたいのに…少しばかりそれが妨害されてしまいましたよ。(サジェストが全て本家の斜陽に関連するものであればそれについてもっと詳しくなれたはずなので)

大して良くもない退屈なポップス曲のオマージュ(笑)によって、邪魔されてしまいました。

しかもこの曲、陰キャの主人公と学年のマドンナが恋をするっていう現実ではあり得るわけねえ設定の下らないラブコメアニメの主題歌になってるみたいで、そのせいである程度の知名度を得てるのが邪魔さに拍車をかけています。

もう本当に下らないな…
タイアップでしか話題を呼べない奴がよりによってそのタイアップ曲で太宰丸パクリタイトルの曲発表してんの。

てかそもそもラブコメと没落貴族になんの関係があってこのタイトルをn-bunaはつけたんだよ…と思って歌詞を見てみたら、ある程度の整合性は取れてましたね。まあそこは流石です。(『高く成った葡萄みたいだ 届かないからやめて』のところとか)

しかし、ラブコメの主題歌に太宰治の小説との整合性を取る必要があるのかと言われればそれには完全に疑問符がつきます。
なぜ斜陽をモデルにしたのか本当に謎ですよ。
タイトル被せてきてるんで前述の通り検索の邪魔にもなりますし。

太宰治にリスペクトがあるなら同名の曲発表してサジェスト汚染&検索結果汚染するような真似しないで下さい。

アルジャーノン

続いては『アルジャーノン』です。

まあ察せる方はたくさんいると思いますが『アルジャーノンに花束を』の登場人物(というか登場ネズミ)の名前『アルジャーノン』をそのまま曲名にしちゃった曲ですね。

これはねぇ…斜陽以上に邪魔なんですよ。

『アルジャーノンに花束を』のストーリー上ではアルジャーノンって主人公と同じ未来を辿ってた超重要な登場ネズミだったんですけど…彼について調べようとしてもヨルシカの同名曲についてしか出てきません。

ヨルシカによるアルジャーノンのサジェスト汚染1
ヨルシカによるアルジャーノンのサジェスト汚染2

ほんっっっとうにめちゃくちゃ邪魔です。

なんでこんなことするんだろう。
本家のアルジャーノンについて知りたい方もいるだろうに…
彼らにとって邪魔になることが少しでも予想できないのでしょうか。
タイアップで小銭稼ぎすることしか考えてない自己満ミュージシャンの成れの果てですね。

まあオマージュすること自体を否定したい考えがあるわけでは一切ないんですけど…モデルにした小説のタイトルとか登場人物と名前被せるのはやめろって。妨害にしかなってないよそれ。

歌詞の考察記事(笑)とか書いちゃうくっさい信者もついてるんだし、邪魔になるってわかるでしょ…

ヨルシカによるアルジャーノンのサジェスト汚染3
『アルジャーノンヨルシカ意味(投げやり)』
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曲も良くない

しかし、曲名が丸パクリで邪魔だったとしても曲そのものが良ければまあ100歩譲って許せます。

ここで問題の曲『アルジャーノン』を聞いてみましょう。

埋め込み画面中央の「Youtubeで見る」を押すと見れます。

うん。
全く良くないですね。

全体にわたって退屈で、掴みどころが一切ない。
又三郎以降よく聴くようになった『オワコンと言われてしまっているヨルシカ』の特徴であるつまらなさをしっかり備えています。

え、『アルジャーノン 歌詞 意味』とかで検索してた人たち…こんな曲について深掘りしてたん…?

まあ感性は人それぞれなんでそれを否定はしませんけど…どうせヨルシカ聴いたり深掘りしたりするんだったら『負け犬にアンコールはいらない』みたいな疾走感と焦燥感のある曲の方が良くない…?

いや別にスローテンポだからつまらないって言いたいわけではないんですよ?
ただただメロディーとかアレンジとか全てにおいて新鮮さや起伏が一切ないのがつまらないんです。
実際、テンポ遅めなヨルシカの曲でも『パレード』とかは僕大好きですし。

言っちゃ悪いんですけど、僕はこの曲を聴いて『”才能を出し切って枯れてしまったミュージシャン”の曲みたいだな』という印象を受けてしまいましたね。(今のBUMPとかが最たる例)

なおこれ以外のパクリタイトル曲に関してはこれと同様につまらなかったので割愛します。

n-bunaは何を考えているのか

ここからはなぜn-bunaが”文学作品のオマージュ”なんてことをし始め、できた曲に丸パクリタイトルをつけてしまうようになったのか考えていきます。

  • 単純にネタ切れ
  • YOASOBIの大ヒットを見て真似してる
  • 昔から小説が好きでやりたかった

僕の脳内ではこの3つが上がりました。

1つ目『単純にネタ切れ』

n-bunaは中学生の頃から今に至るまで15年以上作詞作曲をやっているらしいので、ここにきてネタ切れになってしまい文学作品をオマージュするしかなくなってしまったのではないかな…という説です。

ただ彼は芸術の才能があるっぽいので、可能性としては低いでしょうね。

2つ目『YOASOBIの大ヒットを見て真似してる』

知らない方もいるかもしれないんで一応説明すると、YOASOBIは2020年に『夜に駆ける』で大ヒットを果たした”小説を音楽にする”ユニットです。

ネット上に投稿されている小説を題材に、それを曲にして近年爆発的な人気を得ています。

まあ完全に又三郎以降のヨルシカと被ってますよね。
しかしYOASOBIの大ヒットが2020年、ヨルシカが大々的に文学オマージュを始めたのが2021年なので…ヨルシカが後追いです。

『YOASOBIの大ヒットを見て真似したんだろ?』と言われても反論はできないでしょう。

まあヨルシカは2020年以前からも文学作品に影響された曲をちょくちょく出しはしてたみたいですけど…それは大々的なものでは一切なく(『この作品オマージュしました』とかほぼ言ってなかった)、タイトルも完全にオリジナルのものだったので、やはり大々的に始めたのはYOASOBIからの影響である可能性が大ですね。

3つ目『昔から小説が好きでやりたかった』

これはもうそのままです。

昔から文学作品に影響された曲を出していたとなればもう相当な小説好きだと思うので、『”読んだ小説達をいつか全部曲にしてみてえな〜”とかねてより思っていた』という説ですね。

ただタイトルを被せてきちゃってる辺りでオマージュ元の作品へリスペクトがないことは分かるので、可能性としてはこれまた低いかもしれません。

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考察(笑)とかしちゃう臭いファン

と、ここまででn-buna及びヨルシカをかなりディスってきましたが…

一番問題なのは考察(笑)とかしちゃってるファン達です。

彼らが『ヨルシカの斜陽を聴いて私が考えたこと』『ヨルシカのアルジャーノンに隠された意味が凄すぎる…』みたいなタイトルの下らない記事を投稿してなければあそこまで邪魔になることはないので。

いやぁ…なんでいちいち歌詞の考察なんかしたがるんだろう。
んでなんでそれを共感して欲しがってるんだろう。

あくまで”音楽”ですよ…?
ヨルシカがどうなのかは知りませんが、ポップス曲って基本メロディーとアレンジ最優先で作られてるんですよ…?
そんな副次的な要素である”歌詞”について深く考えるのって野暮じゃね…?
と思ってしまいますがまあ芸術作品の楽しみ方は個人の自由なんで別に良いです。

けどさぁ…
noteとかのドメイン強いブログサイト使って(しかも有料記事にして)ポエムみたいな考察撒き散らしてるのはキツいって…

本当に邪魔だよ
あなたの歌詞考察(笑)を誰が金払って見んの?

と思ってしまいますね。ここまで妨害されると。

まとめ

ということで、今回は『ヨルシカのサジェスト汚染、検索結果汚染が酷い件』について語っていきました。

いやー…曲のタイトルを文学作品から丸パクりしてて本当に調べ事の邪魔ですよね、ヨルシカ。

個人的にはその曲が良いものであればまだ許せるのですが、全体に渡り退屈でなんの印象にも残らない曲だったのが結果ウザさに拍車をかけています。

てかせっかく文豪の作品からタイトルパクってるのになんで良い曲じゃねえんだよ。
せめて良い曲であれよ。

2020年辺りまでは本当に素晴らしい曲ばかりだったんですけどね…
非常に残念です。
好きだったミュージシャンがこんなんになってしまうとは思わなかった。

最後まで読んでくださってありがとうございました。